2017年2月6日月曜日

アメリカの大学で奨学金を貰うために

先日来より行っておりますスカラーシップ獲得のためのCollege Boardの入力も大詰めを迎えて参りました。

アメリカに住んでいるからこそいろいろと分かる事情というものもあるわけですが、(特に我が家は長女の時にこういったことに関しては通過儀礼を行っておりますので)日本からアメリカの大学に進学しようとするときなどはハッキリ言って”猛烈に”面倒くさそうですね。

その面倒くさそうな理由は単純に二国間の税制や準備書類の書式の違いに起因するものがほとんどの部分を占めます。アメリカにおいては納税は通常、庶民が一年間の自分と自分の家族のお金の流れをすべての収入、寄付や損失など多岐にわたって一つ一つ思い出したり、必要書類を引っ張り出したりしながら時間をかけて準備するものです。勿論、我が家のように二国間にわたって面倒くさい税制上のいろいろな取り決めを乗り越えなければならない場合は税理士さんを介して行うほうが間違いなく安全ですが、通常は一人でシコシコと準備して一年の経済的な締めくくりとするものです。

その意味で、日本人のように天引き天引きで自分の給与明細の中身も取られている税金の意味も理解させないようになっている税制というものは未だに戦時体制そのままで庶民に”国や自治体が自分たちの給与からどうやって税金を吸い上げているのか”感じさせることのない禄でも無いシステムだと思います。まあ、そんなことはここで書いても誰も読まんので関係ないのですが・・・。

例の如くCollege BoardのHPにアクセスしてPWを入れてログインし、びっくりするほど細かい家庭の懐事情を書き込まなければなりません。給料、その他の収入などは当然のこと、資産の保有状況に関しても。過去の購入価格の現在の価値などまでコミで調べて書き込む必要もある上に、銀行口座の現在の残高、家庭にある車のメンテナンスに一年で使った額や医者・歯医者での保険でカバーされなかった分の出費、etc,.etc,.です。

要するに洗いざらい吐け!ということなんですわ。それを見た上であなたの子供さんに(出すとしたら)出すスカラーシップの総量を決めるというお話なんです。

とは言え、日本の名ばかりのインチキ学生ローンと違って、アメリカの大学の場合スカラーシップと名が付けば通常はその与えられたお金は学資として使い、かつ返還しなくてよいのが常識ですので、この作業何としてでも終わらせなければなりません。

ハ~疲れる。しかし次女の進学のために最後までやり通さねば恨まれる。w
いやまて、よく考えれば一番困るのはスポンサーたる俺自身だな。orz

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