2015年11月12日木曜日

タバコは吸うな

義理の父に癌の再発らしきものが確認されたとの話が義母からありました。

親父さんは若い頃からのヘビースモーカーでしたが、あの世代の人達としてはごく普通の「どこにでも居る喫煙者」です。
二年前に咽頭癌のオペをして喉頭周辺も含めて切除術を受け声を無くして以来、人工喉頭発声器を使用して取り敢えずは義母には何の支障もなく話が聞き取れる程度の練習は重ねていました。

ところが先日定期検査で頸の一部に「怪しい影が有る」と言われ生検をしていたらしのですが、先日その結果が返ってきて悪性度の高い扁平上皮細胞が検出されたとのことでした。また、エコーでも顎の一部に何らかの触知可能なものがあるとのことを、義母が電話をしてきて悲しそうな声で状況を説明してくれました。

嫁さんには義母からその時は直接連絡せず、私がアメリカにLINEで直接連絡をして話をしましたが、やはり大きなショックを受けていました。そのことを孫であるボルチモアの大学生の長女にも知らせた所、ショックで大泣きしていたということを知らせてくれました。

私は声を大にして言いたいです。「タバコなんぞ吸うな!」と。
いい事なんて一つもなくて、周りの人間にまで毒を撒き散らして、自分の配偶者、子供、孫(時には胎児)にも毒を撒き、最後は本人が肺気腫や癌になってその人を識る周囲の全員を悲しみの渦の中に叩き込んでいく。
そんな「毒煙の発生器」を金を払って吸い続けるなんていうのは、知識の無かった50年前ならいざ知らず、21世紀の今の世の中でも吸うなんて言うのは実際選択肢としてはあり得ませんよ。

喫煙で「他の誰にも迷惑をかけていない」って言う人がいたら人生の最期のステージで、どれほど多くの平均的喫煙者が国家の保険財政から金を引き出し続けているかを知ってから、もう一度その一言を吐くのか考えていただきたいと思います。

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