2015年9月19日土曜日

奇跡ではない!

奇跡が起きました!

と、思わず言ってしまいそうですが素晴らしいことが起きました。
皆様ご存知のラグビー・ワールド・カップでの日本の勝利。しかもその勝利の相手があのスプリング・ボックスですから・・・。彼の地イングランドの人間達をして「WC史上最大の番狂わせ」だとか、「ブックメーカーの掛け率900倍」などと書かれていました。

しかし、二点差とはいえ、そのファイティングスピリットに溢れる頭脳プレーと果敢なタックルに満ち満ちた試合は、この四年間の間、オージーの父と日系人の母を親に持つジョーンズ・ヘッドコーチの類まれなる指導能力と、その優れたコーチを信じて「俺たち以上に練習してきたチームはない」とまで自分達自身に自信を持って言わせるだけの練習をしてきた本人達の努力に他なりません。

勇猛果敢に乗り込み、全ての予想を裏切って相手を疲弊させ戸惑わ、勝負を諦めずに最後の最後まで王者と「まさしく」互角に渡り合ったBrave Blossomsは実は勝つべくして勝ったという確かな素地があったのです。
これだけの相手をして奇跡の云々というようなことは絶対に有り得ず、実際に互角以上に戦えるだけの準備があったからこそあそこまで闘い、そして最後にスタミナと戦闘意思と運があった方に勝利の女神が微笑んだということでしょう。

二点差とはいえ、最後にPGではなくスクラムを組んだ所にそれだけの「国家代表の威信」をもった男らしい選択の意思がハッキリと見えたと私には思います。同点は選択肢に無し!勝つか負けるか!
こんな格下、、、と「思っていた」チームにこういった感じで最後の最後まで低いタックルでボコボコに止められ、かつ走り負けしてしまっている王者の内心は如何にと考えると、最後の瞬間は間違いなく勝つ為の準備の差がその二点だったんだろうと考えます。

最後のほうはほぼ全観客が日本の味方!。w やっぱみんな当然のごとく「弱い」と思ってる奴が強い連中をコテンパンにするのはどこの国でも大好きなんですね〜!

ボートのオリンピックチャンピオンの発言もそうでしたが、結局は準備の差と闘志の差が勝負事を決めるんだな〜って思いました。最近、日本のナショナル・チームが、強豪ウルグアイやジョージア相手に勝ったりしているのを見て何か違うぞ〜!って感じていたのですが・・・。
それにしても自分が生きているうちに日本がスプリングボックスを破る日が来るなんて、正直なところ一秒も想像していませんでしたよ・・・。医学部の頃ラグビーをしていた自分には魂を揺さぶられた試合となりました。
次のスコットランド戦はどうなるんでしょうか・・・。元同僚のスコットランド人にメールは送っておきましたが。w

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