2015年7月30日木曜日

次女の第二?外国語

アメリカにいる家族も一番下の娘が今ジュニアと言われる学年になりました。

娘の言語レベルは現時点で英語>日本語>スペイン語の順にdevelopされていますが、周りの日本人や外国人家族でアメリカに来ていた人達を見ていると、一般的に第一世代がXX人として外国にいるときに両親ともXX人であれば、子供はXX語と現地の言葉のバイリンガルになるパターンが多いようです。

片親がXX人でもう片方がYY人である場合はもう少し複雑で、もしお母さんが現地語を話してご主人側と会話できる人だと、子供はかなりの確率でもう一方が相当ドミナントにできる様になるようです。
それは日本にいる外国人の看護師さんの子供さんなんかを見ていても思いますし、英語圏から来たお母さんでも日本語が堪能な人の子供さんは英語は不自由なく聞き取れるけど、お母さんへの返答は日本語というパターンが多いみたいです。
これは中国語を話すお母さんでも、ベトナム語、韓国語を話すお母さんでも一緒みたいです。結局は女性のほうが言語には柔軟性・親和性が高くて、旦那は諦めちゃってるか奥さんが諦めて難しい言葉でも奥さんが読み書き会話しちゃってるということみたいです。w

結局、子供がメインで使用する言語選択の影響は母親が自分の母語を家庭での会話で使ったかというのと、どれほど意識的に親の使"える"言語を子供に使ったかと言うことに尽きるようです。結局、小さい頃は家での接触は時間的にも肌の距離も圧倒的に母親の影響大ですからね。(私の聞いた例では乳母に当たる人がスペイン人だった時に子供が当たり前のようにスペイン語の単語を出してきて興味深かったと伺ったことがあります。)

但し、話せるというのと読み書きできるということの間には巨大な壁があって、これを乗り越えるためには激しい勉強が必要なのは何語でも同様みたいです。(アメリカで周りを観察しただけですが。)確か以前も書いたと思うのですが、我が家の場合は上の娘は年齢とほぼ同様の読み書きが出来ましたが、それも高校一、二年レベル程度までで、日本語学校に行かなくなてからはやはりその分の時間が英語の世界に移ってしまいました。

次女に至ってはそのギャップは相当大きく、書くことは当然のこととして漢字かな交じりの世界に関して言えば読むことでさえやはり厳しいというのは、次女に関しての嫁さんとの共通認識です。しかし単純に私はこれでいいと思ってます。
アメリカでは既に6年弱ほどスペイン語を学習していますから娘の場合は第一外国語はスペイン語になるんですかね?(既に第二?正直よくワカランです。)

ところが最近嫁さんから聞いた噂によると、どうやらジュニアとしての新学期が始まったらロシア語を選択するらしいとのこと。思わず「何でですか!?w」と聞いてしまいましたが、面白そうだからとるんでしょうね。でも、それでいいです。面白そうなことをガンガン試してみる時間的許容度の高さこそが若さの特権ですから。

実際、アメリカの高校は多言語が普通に選択できます。
勿論カウンティーの出せる予算で雇える範囲でどれほど教師を雇えるかによるのでしょうが、通信教育までいれて単位を撮れるのがアメリカの自由度の高さです。例えば80人の学校で一人しかドイツ語をとらなくても、選択科目としてシラバスに上がっていればネットとかでの通信教育も可なのです。

次女が今行っている高校はリッチモンドにあるマグネットスクールで、提供しているのは日本語、スペイン語、中国語、ドイツ語、ロシア語、古代ギリシャ語、ラテン語、イタリア語、アラビア語そして極めつけはアメリカ手話まで選択できるのです。まあ、日本のほとんどの高校のように実質的な英語一択の世界からするとまあ、ありえないほどの選択肢の広さですけど、これこそが多民族国家の世界なのでしょうね。

高校を卒業する頃には、いまカラオケで練習しているロシア語版のカチューシャを監修してくれんかな。w

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iPhone歩数計

こういう死ぬほど暑く急がしい時期であっても、自分の体の体調はある程度は把握しておくようにしています。

例えば体重。例えば疲れ具合。例えば食事量等など、その測るためのアウトプットはいろいろありますが、私の場合は残念ながら?夏バテとは縁のない人なので、暑さにやられて夏の間に痩せる・・・等ということがありません。w

最近は外来でも患者さんの為にも何か具体的な数値目標として体力維持の為の方法を提案しています。ある程度高齢の方々でも最近はスマホを使用して”結構いい感じ”でその機能を使われている方々がいることに気づいて以来「歩数計」と「体重の計測記録」といったシンプルかつ本人にも理解しやすいソフトを提案してインストールしてもらうようにしています。

毎日続けるものに関しては出来るだけ単純なものにするに越したことは無いと私は考えていますのでこの二つの数字に絞って頑張ってもらうようにしています。
少なくとも私の知っている範囲では、iPhoneはデフォルトで一日の歩数を記録していますので、STEPS等をインストールしておくと毎日どれだけ歩いたか判るようになるわけです。

私の場合、一日よく歩いても通常一万数千歩、最低の時は院内で当直しほとんど歩く必要の無いときなどで3000前後でしょうか。平均すると6000〜9000前後という感じでしょうか。
少しでも外出すると容易に一万を超えますので、やっぱり仕事を終えた後、院外で歩きまわるというのは大切なことなんだと実感する次第です。

体重の方はBluetooth接続型の体重計であればもっと容易なんでしょうが、やはり実測後いいろいろな数値をて入力する標準タイプのものはどうしても記録日をスキップしがちになりますね。
まあ、これからもヘルスケアを数値化してサポートしていくというのは多くのスマホメーカーとソフトメーカーの重要な戦略の一つでしょうから、今後は各種の小型化された、手頃な価格のかっこいいセンサーと組み合わされて需要が激増すると思われます。

私個人としては、アメリカで見てきた数種のかなりマーケットシェアの高い一群の製品も人づてにその評判を聞いてきたのですが、まだ最終的なチャンピオンは現れていないと考えています。
「常に」何気なく身に着けるという意味でのさりげないデザインはかなり良くなったと思うのですが、センシングのターゲットの種類と信頼性、それにソフトの利便性がマダマダ成熟していないように思えました。

iPhone対応のベストがApple Watchかというと、、、使っていないのでまだなんとも言えません。
今度、使ってる周りの人に聞いてみましょうかね。

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2015年7月28日火曜日

誕生日の日の出来事・続き

実は昨日の誕生日には続きがあります。

残念なことに、五十歳の自分にとっては大切な誕生日の日が「他に誰も代わってくれない」当直の日となってしまったのでした。
実際には他の知り合い達から、誕生日の食事会を開いてやるから何とか当直変更とはならんのか?としつこく聞かれたのですが、こればかりはどうしようもありません。素直にしょんぼりと当直室で寂しくネットをしていたら・・・。

コンコンコン、コンコンコンと当直室の扉を何度も静かにノックする音がします。
???急患にしてはこんな連絡の仕方はしない、院内のピッチから直接連絡が入るはず、と思いながら扉を開けると「ある病棟」の看護師さん達が数人で荷物を抱えて入ってきました。

「おーっ」と思っていると、「先生、どうせ一人で寂しく当直してるんやろ〜!(・∀・)ニヤニヤ」と言う感じで話しかけてきました。
なんと手に持っていたのは直径十数センチの小さな誕生お祝いのケーキ。おまけに先生も寂しいやろうから、、、等と言ってそのとなりに入っていたのはいまどき高校生でも手にしないような珍しいビニール袋詰めのエロ本?
インターネットのない時代に「ビニ本」と言う言葉を身をもって経験している我々の世代には懐かしいシロモノです。w

しかしそれだけではありませんでした。
何とも嬉しかったのはこの看護師さん達が小さな声で半世紀を生きてきたお祝いの誕生日の歌を歌ってくれたのです。
何だかな〜。オジサンは嬉しかったのですよ。こんな小さなイベントこそが。多分一生忘れないでしょうね。

実は今日はこの前にも二人の女性からプレゼントを頂いておりました。
女性とはいっても二人共、私の母の年齢と同じ方々なのですが、この二人からオ~ッ!と声が出るような日本酒の四本セット、そしてモエ・エ・シャンドンを頂いたのです。俺のようなバカ息子のために無理をしてこんな買い物をしてくれたお母さん達に報いる準備を早速考えている私です。

あ、母といえば実の母からも電話が一報あり、「自分の息子が50歳とか・・・」と驚き呆れ、感慨深そうでした。
そういう母ちゃん父ちゃんは何歳なんやっちゅうねん?w

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2015年7月27日月曜日

五十歳!

先ほど五十歳になりました〜!

人間五十年等と申しますが、、、本当にあっという間の五十年です。
半世紀とか、自分でも驚きですよ。五十年前の車とか、今ならどっから見てもポンコツですよ。w

小学校の頃はあんなに待ち遠しかった十歳という年齢が待てど暮らせど来なかったのに、二十歳を過ぎてからの加速のついたような月日の過ぎ方は五十歳になった今、ようやく激しい実感として感じることが出来ます。

実際のところ、自分にとっては年齢が上がれば上がるほど仕事は忙しくなり、人生は充実しているようにしか思えないのですが、その一方で体は確実に老いていってるナというのも実感できます。
精神は、、、気力は全然充実してると思うし、失敗の経験の集積がもたらしてくれる学習効果が「危険の察知」という能力となって、若い諸君にいろいろなsuggestをできるようになったなとは思うのですが、それが果たして進歩なのか、やはりそれはリスクを負ってでもチャレンジをするという行為に対してのexcuseを紡ぎだす何らかの退化になっていないか・・・。

50歳になってみて解ることは人間中身は20歳の頃と基本は何も変わりゃせんなということでしょうか。
もちろん知識、経験、共感力楽しい思い出などは次々に充実はしていきはしますが、基本は変わらずですよ。全く。w

昭和四十年ごろまでの日本人の平均寿命は精々60歳。
今でこそ80を超えるようになりましたが、今でも健康寿命という意味ではなかなかそれが伸びたという実感は有りません。それでも、少しでも家族のために健康のままで労働力として日本のために税金を納め続ける側でありたいと思います。

何歳になっても、例え体が不自由になっても、嫁さんと二人で仲良く面白い事を追求しつづけるような一生にしていきたいと強く決意した今日の私でした。
(実は、この日のブログを書いた後、ちょっといいことがあったのですが、それはまた。)

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2015年7月26日日曜日

名古屋走り

名古屋で車を借りて運転することが多くなっています。

まだ自分専用の車は買っていないので、借りた車で名古屋のあちこちを運転することが多いのですが、名古屋の道のトラフィックパターンの"特異さ"に正直驚きます。
多分、元から名古屋住まいの人間にはこういったヘンテコリンなパターンがあたり前なのでしょうが。

他所から来た人間にとって最もおかしいなと感じるのは数ある中でも「車線変更に」に伴うものが多いですね。
たと四車線あっても、直前までは直進路としての標識が描いてあるにもかかわらず、次は右・左折専用の車線が物かかってくるというパターンが「多すぎ」ると感じます。

アメリカから帰ってきて、その比較的予測可能で単調なトラフィックパターンとは異なっているというのもあるのでしょうが、最初に書いたような車線変更に関するトラフィック・パターン変更の意外さには思わず「名古屋って」と運転中に口をついて出てきてしまいます。w

バスレーンが道の真ん中を走っているというのもこの特異さを助長しているというのもあるのは間違いないかと感じますが、それにしても限度というものがあるんではないかなと感じているんですが。
こういったことに関しては名古屋の人間に直接聞いてみるのがベストなんでしょうが、実際のところ愛知の事故は毎年毎年トップの件数という状態じゃなかったかな?
ただし、人口や車自体が多いのでこう目立つ訳で、単位人口十万人あたりにすると全然悪くはないのですが、、、。

他の地方の人達からはよく2chで日常がマッド・マックス状態とかNASCARなどと呼ばれてはおりますが、意外とまともなのかなと思いたいのですが・・・ウ~ン、実際は交差点での赤状態でのしぶといツッコミはマジで半端じゃないです。
私の知ってる人は、黄色で停まったら後ろからトラックの運ちゃんが降りてきたって言っておりました。w

その地方の常識にフィットした運転スタイルを識るのは大切でしょうが、それも良い方に合わせないと命はいくつあっても足りないと思う最近は模範運転のオジサンでした。

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2015年7月25日土曜日

マンションの引き渡しが迫ってきた

購入契約をしたマンションの管理会社から次の大きなステップの指示がリマインダーとして送られてきました。

この暑い時期ではありますが、事は次々に進んでいるようです。
実際にこの前、地下鉄の藤が丘駅を降りたところで気分転換にラーメンを食べに行った時に見た駐車場の様子からは外観はもうほとんど完成、後は内装を一所懸命揃えたり食材を植えこむための準備をしているように見えました。

内覧会、内装の採寸会、居住者向けの最終案内会、鍵の引渡し日の決定、駐車場の場所決めのための希望者アンケート、二輪車駐輪場の場所決めなどの細々した行事が組み込まれています。
私の方も、最終的に印鑑証明や住民票その他の書類を幾つかまだ揃えないといけないのですが、時間がないというのと車という足が無いために役所にいけずに困っています。行ってしまえば十分もかからずに終わる仕事なのですが、、、。ここは一つ、1〜2時間のお暇をもらって行くしかありますまい。

さて、移動にあたっては引っ越し業者に頼むか?というところですが、何しろ中年男の一人所帯。大きな荷物といえば最初の頃勢いで買ってしまった全く使っていないベッドと毎日の食卓のみです。(冷蔵庫は充分に大の男が一人で運べるほど小さい。)
病院の若い兄さんにお小遣い代わりにバイト代を出して、締めに美味しい寿司を食べてもらうほうが、引越し業者に数万払うより遥かに建設的な気もするのですが、、、どげなもんでしょうかね?

日々是色んな種類のいろんなタイムリミットとの勝負です。

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2015年7月24日金曜日

世の中広いわ〜w

やっぱり世の中は私のような凡人の想像をはるかに超えて広いです。

Youtubeを見ていたら、そのブラウジングの途中にGirls und Panzerという名前だけは知っているアニメの中のキャラクターがカチューシャを歌っているリンクが右側のカラムに出ていました。(ロシアの唄を検索中に出てきたんですけどね、、、。)

ところがよく見ると、そのリンクのプレイ時間が何と10時間を超えています!!
おお?もしかして、ガル・パンの全話を違法にアップロードした詰め合わせ版か?と思ってクリックして腰を抜かしましたよ、私は。w

何だかクリックした後少なくとも数分にわたってカチューシャを歌う戦車隊の女の子のアニメが出てくるのですが、出てくるのですが、、、それがどうもいつまでたっても終わらないのです。
仕方ないので、スライダーを先の方に少しだけ送ってみると、やっぱりカチューシャを歌っています。ヾ(・∀・;)オイオイもしかして、、、と思ってスライダーを十時間後のほぼ最後の方までスライドさせてみたのですが、やはり”カチューシャ”を歌ってますよ。orz

要するにこの動画をネットに上げた人って、ガルパンのカチューシャを延々とBGMのように流すためだけに上げたわけなんですが、これってかなり本気で笑えるウケ狙い。
カチューシャの唄は二番までで終わってて、後はそれを延々と流しているだけ。w

これを観た海外の人達の反応の一部には以下のように"Never in my life would I think that I would enjoy a Russian wartime song sung by two school girls in fxxking tanks, leading a fxxking army."などという言葉も書いてあり、全くガルパン自体にも驚かれてますが・・・。

それにしても、その感想を書いている連中の会話の遣り取り中で「今まで観た中で一番長いのは70数時間」というのもあるくらいですから、10時間て言うのはマダマダなのかな、、、。

世の中は広く、頭のおかしな暇人も無限に湧いてくるようです。w
では以下で十時間ほどBGMとしてお楽しみ下さい。



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2015年7月23日木曜日

中日ビル・ビヤガーデン

最近は昭和の頃のように再びビヤガーデンというものが見直されてきているとか言う「噂」を聞きました。

今回は別の病院が主催する飲み会でしたが、中日ビルからの眺めは名古屋に来てから初めてでした。名古屋のテレビ塔が近くに見え、かつ遠くには名駅の高層ビル群が眺望に入ってきます。

名古屋モンにとっては中日ビルなんていうのは遺伝子レベルでどこにあるか組み込まれているようですが、私のような部外者にはまったくもって謎。
きっと栄か名駅の傍くらいにあるんだろうね、、、と思っていましたが、答えは栄のそばでした。ビル自体は何となく古臭く、如何にも新聞屋の往時の栄華を偲ばせる感じのものでしたが、それでも名古屋では中日といえばそれなりのネームバリューがあるんでしょうね。
とりあえず最上階に登って屋上でお金を払いタグを腕に巻き付けアイスカップ?ビールとかなんとかいうトップの泡のところが氷状になって蓋をされた状態のビールが出てきましたがまずこれは微妙。w 「まあ、こんなもんかという程度のもので」早速バイキング形式のそれなりのつまみをついばみながらスタウトばかり飲んでいました。

2時間飲み放題・食べ放題で一人三千五百円、病院の補助がついたので一人1,000円で済みましたが、個人でこの金額が見合うだけの飲み食いをするとしたらやっぱ個別の店に行きますね。値段と中身の釣り合いが取れないのは明白なので。というか、これは実際のところ屋上でのむという「気分」を味わうショバ代ということで払うわけですな。

それにしても話が忙しくて外の景色なんぞ全く見ていなかったわけですが・・・。w

二次会はその中の7,8人でウイスキーを飲みに行きました。
行った先は御園座脇のMori Barというところでしたが、アイラ・モルトが沢山おいてあって、なかでもラフロイグの後に特別に飲ませていただいたメニュー外のXXXXというのはまろやかさが抜群で、格別にうまかったですな。

二次会では皆が酔っ払い、日頃思っていることをぶちまけ合っての楽しい飲み会でした。
帰りがけに歩いていたら何故か知らないお姉さんがすれ違いざまに一日乗車券あげる〜、とか言って我々の酔っぱらい軍団に自分の使用済み券を渡してきました。

それにしても、表からは普通に見える組織も皆が腹を割って話す内容が出てくると、いろいろと見えてくることがありますなぁ。

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2015年7月22日水曜日

迷惑行為と患者・続き

昨日書いた、迷惑行為を院内で繰り広げる患者さんのこと、もう少し書いてみます。

私が思うに実際この手の患者さん、実際はノミの心臓の持ち主だと感じてます。
自分で何かトラブルを起こしてそれを注意されるといつも逆ギレして外来で大暴れするということで、外来の看護師さんたちからは聞いているのですが、その時は何時も酒を飲んできて大虎状態になってやってくるんだそうです。
要するに素面ではクレームもつけ切らないという。

実際にネットで検索をしてみると、こういった連中の行為は全国の病院でもかなりの割合(約七割)で迷惑を被っているとの統計があるようで、まさに「世にクズ人間の種は尽きまじ」という世界ですね。
実際にまとめが出ているサイトではありとあらゆる事例が報告されまとめられていますが、本当に看護師も医師も命懸けですわ。

野郎である我々はまだいいとしても、少し年上の体の小さい看護師さん達や女性看護師さん達にとってはこういったクズによる”示威行動”というのは恐怖を感じる元である以外の何物でも有りません。
こういった事案には早い段階で厳しく対処し、こういった連中に対する法執行機関による関与を促すべきだと私は考えています。事勿れ、事勿れの対応を続けていると、こういった愚かな連中は必ず「増長」してきますので、早めの厳しい対応こそが最大の抑止力となると考えます。

実際、外来でよく診るリッパな紋々の入った昔はスジ者だった患者さん達よりも、寧ろタダのチンピラの風体をした屑のほうがよっぽど対応がうっとおしいですね。前者は筋が通る話はまだ理解できるのが比較的多いような気もしますが、後者は本当にアタマが悪いのか、自分を客観的に見る能力に欠けていることが多くて”自分の置かれている立場”を理解できない人間がいます。警察呼ばれて初めてキャンと啼くのでしょうが・・・。

アメリカだとLaw enforcementはもっと気軽にこの手の連中には手錠をはめて現場から連れ去りますから勝負は速いんですが。日本と違って、公的機関においてポリスを呼ばれた時点で呼ばれた側が圧倒的に不利なのがアメリカ。もう勝負はついてます。しかも、警察力というのはほぼ日常的にありとあらゆる公的機関内を巡回してますし、病院自体が近隣のポリスとの連携を常にを持っているようなところがごく普通ですから。当然の様に警察直付用の専用駐車スペースがあるのがアメリカの”普通”です。

ボリーング場で従業員を土下座させたり、コンビニで物を投げつけたりおねだりしたり土下座させたりとか、もうね、本当にそういったオツムの悪い連中は塀の内側に入って、還暦迎えるまで出てこないで欲しいもんです。
勿論塀の内側では税金の負担を減らすために刑務作業とともに己等の飯は自給自足で作ってもらいたいという塀の外側からの御願い付きですが!

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2015年7月21日火曜日

病院内での患者の迷惑行為

ある患者さんの存在で病院全体が困っています。

ほぼ私と同じ年令の患者ですがいわゆる「アル中」の方でして、周囲の誰もが認めるボンクラでして、クズという言葉を三次元にしたらこの男になったという感じでしょうか。
精神科の方でも本人に「治療の意思」が無いということで入院は認めず、、、というような人物なのですが、生活保護をもらって朝から晩まで病院の待合室で大声を上げたり、日曜日も勝手に病院の待合室に入ってきて将棋盤をひろげて他のいつもつるんでる患者と対局したりと、マア勝手のし放題なのです。

しかし私自身がこの人物の存在を知ったのがつい最近。
それまでは、「何かしらんけどいつでも病院のあちこちでセカンドバッグを持ってうろついている人」くらいの認識でしか見ていませんでした。患者さんにしては病棟では見ないし、どこの暇人じゃろう?とは思っていたのですが、ある日私の内科外来にやってきて「観てくれ」と言ってきました。
足をどかっと投げ出して、横柄な態度で入ってきましたが、(お、あのオッサンがやってきた。)位の感じで診察を始めたところ、勝手に滔々と喋る喋る、、、まあ、本人が口の疲れたところで話の腰を折ってヒストリーをとりだしたところで実は精神科にも入れず酒もやめる気もないと言うようなことを言い始めましたので、(これは時間の無駄)と感じ、長い列を作って待っている他の患者さんの為にも診察を終わらせることにして、「今日はどういったことで?」というように診察モードに戻すと「風邪かもしれんでPLくれ」と言ってきました。

少々喉がイガイガして鼻がグズグズするとのことでしたので、喉や鼻を診せてもらいましたがほぼ一切の炎症所見はない感じです。ただし、御本人がそういうのですから3日分に限って薬を処方しました。
こういった診察の「ショッピング」をする人間が居るのは良くあることなので何の驚きもないのですが、このオジサンとの診察室での遭遇はその時が初回。

そして本日、久しぶりにやって参りました。同じように横柄な態度。今回は周りの看護師さん達からこの人物がどれほど病院内の迷惑な行いで蛇蝎の如く嫌われているか伺っていましたので、少し用心しての診察開始です。
帽子もとらずダランと脚を投げ出してこちらの話を聴き始めたので、まず「ちゃんと座って」というと、意外な言葉を聞いたような感じでこちらを凝視しましたが、ちゃんと座りなおしました。
ひと通りの診察を終えて過去のデータを元に今後予想される内臓疾患や循環器系の疾患のリスクについて諄々と説明したところ、「俺は死ぬんかい?」とか極端なことを言ってきましたので「生活習慣、食習慣の変更、アルコールの摂取量を減らす等の行動を取り始めないと体が内側から静かな悲鳴を上げてます」と更にわかりやすく例えて説明しました。

この時はどうやら事務長のところに行って気の弱い事務長の所にクレームをつけに行ったようで、私の所に事務長が心配そうな顔で「先生何かXXに言われました?」といってやって来ました。
私は「何時も普通に患者さん方に話す如く対応して説明を加えただけですよ」と説明し、事務長も「あ、そうですか」と何故か即座に納得。w

しかし、こういった患者は全国の病院に遍くいるようで、ネットで「病院」「迷惑」「対策」などの言葉でサーチをかけると出てくるは出てくるは・・・。山のようにその対応策の講じ方が出ていました。
そろそろ、事務方や他のドクター達と話し合ってこの手の「特異な患者」に対する「対策マニュアル」を作らなければならないと感じました。

こういったことは野放しにしておくと他の病気を治しに来ている「その他大勢のまっとうな方々」に迷惑がかかりますので、最終的には法執行機関の力を使って対応することにでもなるのでしょうかね。
何時の世も、どこの世界にも必ず一定の割合でこういった連中はいます。彼が塀の内側に落ちないことを、彼を育てた立派な両親の為に祈るのみです。

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2015年7月20日月曜日

ボート・ピープル

意外な所に意外な人がおりました。

勤務している病棟のある女性に病院で将来の看護学校受験のための数学を教えているのですが、少し日本語に?というところがあるので、どこの方かなと思っていたらベトナム難民とのことでした。
私自身が小さいころテレビの特集で良くベトナム難民が日本の沖合で見つかったというようなニュースやドキュメンタリーを始終見ていたような記憶があるのですが、実際に身近にそんな人がいるなどとは現実として考えてもみませんでした。

しかし、事実は事実。
この方にお話を伺ったところ、お母さんとお父さんは違う船に乗ってベトナム脱出にトライ。お母さんは七回トライして最後には消息不明になったとのこと・・・。お父さんと自分は暗い海岸で夜遅くすし詰めの船に乗って二回チャレンジ。捕まった一回目はお父さんは刑務所に行って暫くして出てきてから再度トライして大海原の中を揺られて最終的には日本に上陸したというのですが、その話がまた酷くて、とても六歳の女の子が経験していいような世界では有りませんでした。

基本的に彼らはあの東南アジア近辺のタンカーなどの貨物船がたくさん通る航路をターゲットに漕ぎだしていくそうで、そういったタンカーなどが人道的見地から投げ込んでくれる食料や水をあてにして生き延びる作戦なのだそうです。
その状態で数週間。揺られながらイチかバチかで何度も何度もトライして運が良かった人達だけが生き延びて来たのだそうです。

そんな過去を持つこの女性。非常に負けん気が強く、教えて解らなくても他の子は挫けてもこの子だけは食い下がってきます。やっぱり、持っている背景が違うと今のへなへなした今時の若い日本人とは違う何かが有りますね。
頑張って看護師の資格をとって幸せになって欲しいものだと思います。ほんとに。

人は見かけによらない。
みんな話さないだけで、ほんとうにいろいろな過去を持っているものですね。

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国立競技場の件

またまた登場サメの脳味噌!

ホント、昔からどこ行っても何をさせても「飛び抜けて」使えない糞ジジイ・森喜朗。
コネで入社した日刊工業新聞社をでてから一体どうやってこんな人間がここまでの機関の責任者になれるのかという大きな謎はありますが、とりあえずこんな粗大ごみを連続して当選させ続けた選挙区の石川二区ってところの有権者は恥を知って欲しいです。まあ、未だに利益誘導に期待してるエリアの昭和脳の方々がお集まりの選挙区なんでしょうが・・・。

オリンピック用の建物としてのメインスタジアムに最近のいくつかのものはいくらかけているのか調べてみると、概算でアテネが三〇〇億、北京が六五〇億、ロンドンが七〇〇億位らしいです。
一体どこをどうほじくったら2500−3000億超という額が叩きだされるのかっちゅう。バブルですか?今は。orz

本人はこの件に関して関わっていないとか言うけれど、あんたがその肩書で関わっていないというのなら誰も関係者などおりませんわ。挙句の果てはザハの案に対して「生牡蠣みたいで最初から好きじゃなかった」とか、「2500億程度も国は出せんのか」とかね、もう口開く度に火炎放射器のスイッチ入れちゃってるし。

そもそも今回のコンペ自体がインチキ満載で、こんな巨大建造物のコンペなのに発表二ヶ月後には締めきりであるだけでなく、応募者も国際的建築賞の受賞歴のある1.5万人規模以上のスタジアム設計経験者とのこと。
おまけに選考では実質的には外国人の審査員は投票せずに最終決断は安藤忠雄が行ったっていうんですから、責任取るべきはまごうことなくこの骨顔のオッサンなのですが、、、会見に出て来たのをテレビでちらっと当直室で見た限りでは「ワシはデザインの選考担当であって、予算の部分は知らん!」って言いましたからな〜。

そもそもデザインとサイズの時点でザハ案は失格であって、デザイナーが工業製品の最終的責任者としてそれが見積もりの1000億を超えるかどうかくらいは概算ででも出せないようじゃ、こういった期限をつけたイベント物件のデザインなんぞ出来るわけがないし、してはいけないと思います。
車のデザイナーでさえ、プレスラインとかその他のデザインが予算や手間の面で製品として実現可能かどうかを死ぬ気で考え、一円のコストで上司と部下、部署間で火花を散らす訳ですし。

少なくとも、今回の件に関してはどこの誰もが責任を取らないという実に和風のみっともない結末を迎えているわけでして、当事者能力の無い輩は「全員」一回死んで顔洗いなおしてこいというのが結論なんじゃないでしょうか。

こりゃ、リオの事を他人ごととは笑ってられませんゾ!

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2015年7月19日日曜日

近所で銀行強盗とか・・・

やっぱアメリカですな〜。

嫁さんからメールが舞い込んできました。
アメリカの我が家から車で約10分の所にあるWells Fargoに、白昼顧客が沢山居る中でマスクを被った男が堂々と銀行強盗にやってきたとか。(このWells Fargo、少し前にWachoviaをも買収したのがここバージニアでは目立ちましたが、、、。)

犯人はまだ捕まっていないとのことですが、自分の住んでいるあんな安全なエリアでも車で10分、やっぱりそこも通常は安全なエリアであるにもかかわらず、こういったことが起きるのが如何にもアメリカらしいかの〜と内心は感じるのですが、やっぱり今回の件に関して言えば誰も撃たれたりしなかったから良かったようなものの、誰かが撃たれて怪我したり死んだりするようなことが万が一にでもあったらと考えると、家族をアメリカに残している私としてはやはり洒落になりませんね・・・。

万が一というのは本当にそういったことが一万回あったらその一回に遭遇する可能性というふうに考えていますが、例えば一万回に一回のイベントって、出来事によっては意外と”頻繁”な部類に入ってきますよね。
特に毎日行っているような通勤なんてそういったことの典型ですしね。

こういったことに関していろいろな確率を掻き集めているサイトが有りましたので、ここにリンクを張っておきます
意外と「!」というような高確率で起きている意外なイベントが有ることに驚かれるのではないでしょうか。

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2015年7月17日金曜日

患者さんの脱走

タイトルだけを見るとギョッとされる方もあるかとは思いますが、実はよくあることなのです。

通常、閉鎖病棟でも無い限りは病棟というのは受付を通せば、時間内である限り、外の方も自由に訪問できますし、その逆に自分の足で外に出ていくこともできます。
無論、医師からの指示でオペ後や特殊な治療に関わる間は病棟どころか部屋からも出てはいけないという決まりにもすることはありますが、そんな病態や治療中であろうとも患者さんがもし「俺はこの治療を受けない!帰る!!」と言えば、それをとめる手段は通常ありません。

患者さん自身が治療を望まないものを医師がおこがましくも自らの意志で継続することは出来ません。
無論、こういったことは患者と医師との間の信頼関係や患者さん自体が元々持っているキャラクターなども大きく関係しているので、99%の患者さんと上手く交流や治療ができても、その残り1%の患者さんとどうしても上手くいかないことだって十分あるわけです。

前回書いたような、息子や娘のみならず、他のすべての家族にまでホトホト呆れられているような例はまた特別でマレすが、今回居なくなった患者さんは言ってみればまさしく平成の「山下清」とでも言うべき方でした。

この方は重度の初発糖尿病の方で、全く未治療の還暦前後の男性だったのですが、名古屋市の生活保護課の方が公園で保護し、ある病院へ連れて行って調べたところ何とHbA1cが20%!、血糖値が800mg/dL!という状況・・・。即座に治療開始でした。

しかし、しかし、、、この方にはある問題があって病院にとどめおく必要性を理解してもらうことがまず大変に困難だったのです。問診に入る前から理解力に大いに問題があったので、心理検査を依頼してIQを測定してもらったところ六歳半程度の理解力で成長が停まっているとの回答。
このまま治療に対する理解が得られなければ確実に自分の入院の意味が理解できないこの男性は病院を出て行くこと必定です。病院にいれられて自分が理解できないことをされ、一日数回薬を投薬されるようなことにどれほどの意味があるのか全く理解できなければ、彼にとってはこの病棟における治療も強制収容所程度の感覚でしか無いはずです。

最初はベッドの上で漫画を読んで過ごしていたのですが、あるとき突然、全財産である着替えの袋を背中に抱えて「帰る、帰る」と連呼を始めたりしました。この時は何とか宥めて部屋に戻したのですが、この時点で既に私の内心では「これは無理かもしれない」という気持ちがありました。
しかし彼には実際のところ帰る家など無く、待っているのは路上生活。しかも、病棟では給食後に残飯の中に手を突っ込んで食べるようなこともしておりましたので、そういったことが習い性になってしまっているのでしょう。
無論、そういった知的レベルで路上で生活をしていこうとすれば、当然の如く食の確保という意味では残飯を漁るということなくしては行きてはいけないはずだったでしょうから到底それを責めるわけにもいきません。

こういった方をなんとかして生活保護のセイフティネットの傘の下に入れてあげて余生を福利厚生システムの中で過ごさせてあげたいとひと月頑張ったのですが、、、少しずつ投薬による治療効果が現れ、血糖が安定してきた頃にある朝突然姿を消してしまいました。たった20円の現金を握りしめて・・・。

こういったことが起きた場合にどうするかに関しては既に名古屋市の生活保護課と連絡がついていて、そのまま彼には路上生活に帰って貰うということでした。彼が事故もなく昔の生活をして欲しいとは心の底から願うのですが、コントロールされていない糖尿をこのままにしておくとあっという間に眼、腎臓、心血管、末梢神経そしてケトアシドーシスなどに襲われてどこかの病院にボロボロになって収容されるんだろうなと想像してしまいます。

移送施設のセットアップまで始まっていた時だけに本当に残念でなりませんでした。

自閉症の我が息子の将来と重なり、全く他人ごとではないものを感じた今度の患者さんの脱走でした。
少なくとも彼にまともな親や兄弟がいてくれたらこんな事にはならなかったのに・・・。

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2015年7月16日木曜日

冥王星でスイングバイ

この前FB内のJHU Parentの記事を見ていたらリンクが張ってあって、娘の行っているJHUのHPになんじゃこれ?という事が書いてありました。

それは最近テレビやネットで大きな話題になっている冥王星へ人工衛星でのアプローチの主体がなんとJHUだったというニュースでした。全く知りませんでしたが、大学のHPに確かにそういった記述がきちんとありました
九年前に打ち上げられて48億キロの旅を経てこんな素晴らしい仕事を成し遂げたということ自体が、人類の歴史の教科書の1ページに新たな記述を加えたことになりました。
上のGIFは1930年の最初の発見の粗い粗い画像から85年をかけて遂には最後の写真のような素晴らしい高精細画像にまで辿り着くという偉業。

摂動から予測された惑星Xの存在から始まった冥王星の発見が遂にここまでやってきたかという感じですね。
JHUの応用物理学教室は世界的に有名な仕事を沢山成し遂げてきているのですが、実際に今回は冥王星へのスイング・バイのことについて大きなページを作っていました

国と大学が結びついた国家プロジェクトがこういう形で結実して行くのは如何にもアメリカ的です。
やたら現実世界の実利に結びついたプロジェクトが多い中で、純粋に「見たことのないものを見たい」という知的好奇心で前進していくという、最近はあまり出て来てくれない嬉しいニュースでした。

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2015年7月15日水曜日

一党独裁国家の株式市場

やっぱ来ましたね〜。

中国株式市場の爆発について書いた「中国が爆発したら」という内容の薄い私の文章。w
まあ、誰もが来ると判っていることを書いただけの文章でしたが、中国産スイカの爆発と一緒で、結構真夏のタイムリーな結果を出してくれました。

もっと盛大に逝くかと、大笑いしながら期待して見ていたら然にあらず、、、驚くべき方法で中国政府が株式市場のコントロールにかかったのは皆様ご存知のとおりです。
もっとも西側の人間にしてみれば、この驚きは実にネガティブな驚きで所謂「ボーゼン」という類の反応以外では有りませんし・・・。(一方ゴールドマン・サックスはこう言ってます。)

一ヶ月で400兆円弱を吹き飛ばす株式市場って何なんでしょうか。
上場企業の半数以上の1400社が取引の停止を申請し、中国政府自身が空売りした人間を厳しく罰すると脅しをかけ、株式を売ってはならぬと禁止令を出し、国営企業と銀行が必死で株式市場を買い支えるとか、そんなもんもう市場じゃなくて「胴元が賭け事の全てを管理するカジノ」でしょ〜!

今回の件で中国という一党独裁国家が失ったのは本当は金では無いのは明白。
市場経済の中で最も大切な信用というものに比べれば、金を失ったこと自体はやがては中国自体が成長すれば長期的には総合インデックスは戻ることは確実ですからね。それが絶対であるからこそ、今回の中国政府の対応は本当に激マズの対応でしょう。

結局この激マズ対応を誰よりも解っていながら今回のような「糞対応」を矢継ぎ早に弥縫策として出さざるを得なかった最大の理由もこれまた(私的・素人目には)明白で、経済のほころびからくる国家の政情不安を誘いたくないだけでしょうから。

資本主義の核心を導入しつつ、それを歪めた国家が今後どういった経済的運命をたどるのか、実に実に興味深い実験を自らの手で胴元がやってくれました。
まあ、カジノの一軒や二軒潰れても他のカジノが儲かるだけですから問題ないのですが、資金を調達するための場であるべき株式市場がこれをやったら、、、市場形成の核心であるべき「胴元の公平性」が毀損されたわけですから、この市場に今後勇気を持って乗り込んでくる人間は確実に「ギャンブラー」だということになりますわな。

中国ってスイカや椅子のみならず色々爆発させてくれますが、爆発も大概にしないと、、、最後は政治体制が爆発しかねませんぞ、、、。

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2015年7月14日火曜日

SONYを殺した男たち

森健二という方が連載されているウェブ・ダイアモンドのリーダーシップに関するウェブ記事が非常に明快に、出井ソニーが始まってからの「ソニー」という組織の中の変質していく悲惨さを時系列、かつ詳細にまとめていて素晴らしいと思います。

何度も個人的な感想としてこのブログにソニーの変質と凋落のことを書いてきましたが、そういった私の個人的なソニーに対する一般人としての想いを綴った駄文とは違います。
このきちんとした連載は、特にリアルに「堕ちてしまったSONYという会社」をきちんとなぶり殺していった非エンジニア出身の「器に非ざる者達」が行っていった虐殺の手順が良く分かる素晴らしいコンテンツだと思います。特に今回出てきた記事は、ソニーの中に関する多くの記事を読み込んだ筆者がきちんと書き込んでいる外部の人間にとっての大変良いサマリーだと強く感じます。

出井という人物に間違えて王冠を被せて後で取り戻しのつかない大後悔することになる大賀さん、そして間違って王座に座ってしまった裸の王様「出井」、そしてその裸の王様が選んだ最悪の獅子身中の虫ストリンガーに対して選ぶ前にマードックに"I WARN!"と言われたにもかかわらずこの愚王を自分の王位を譲るに相応しいと考えてしまう節穴っぷりは本当にその電話でのやりとりの瞬間が浮かんでくるようで頭を抱えたくなるような記述です。

中の技術者達を盛田ソニーでは決して行われたリストラという名の人切りを行う度に変革という名のもとに本人さえも理解していない方向性不明のカタカナ標語を毎度掲げ続けた出井。
文章の向こう側からは、この王様が良かれと思って振り続ける牛刀がソニーを切り裂き続ける鈍い音と血飛沫の飛び散る暗いシーンが想起されて仕方有りません。

巨大な企業だからこそ多くの優秀な人達とその家族の生活がかかっている会社の運営。絶対に許されないのは会社を殺す人物をそのヘッドに選んでしまうこと何だなー、とこういった文章を読んで改めて感じました。(そういった意味で大賀さんの犯した罪は万死に値すると思いますが・・・。)
会社の瓦解において同じことはきっと潰れていった他の大企業にも当て嵌まるんでしょうね。シャープとかどうなんでしょうか。

愚かな船長の舵取りでアチラコチラをただただ場当たり的に移動させられる夢を消された技術者集団。本当に中の人達は堪らんでしょうな。優秀な人達はきっと他の企業に移っていったり自分の技術工房などを立ち上げて会社を去っていったんではないでしょうか。

次になった平井っていう人もとてもとても器では有りませんでしたな〜。早稲田、国際基督教大学、、、(日本の中だけでは)有名な私大ですが、中身のスッカラカン具合は某O博士と共通する何かがあるのか?w

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2015年7月13日月曜日

病院のヘルパーさん達

病院のヘルパーさん達はみんな基本的に非常に働き者です。

患者さんの移送、シーツのセットアップ、洗い物、トイレの介助、尿・排便等の処理、お風呂入れ介助等びっくりするほど一日中まめに仕事をしています。
こんなに仕事をして重たいものを運び続けて大丈夫かなと見ていると、やはり多くのヘルパーさんは腰痛の持病持ちであることが多く、コルセットを腰に巻いての仕事をされている方々が沢山います。

早番だと朝六時から来る人達も沢山いますし、夕方も遅くまで仕事をして病棟の中を看護師さんたちと一緒になって走り回っています。しかし、これだけ働き詰めに働いてもこのヘルパーさん達の手に入れる給金は実に安いものです。それは愛知県においても同じ。

筋肉を使うという意味においての肉体的な労働の激しさだけから言えば、医師とはまた違ったタイプの激務です。
(だからと言って医師が頭脳労働偏重かというと、実際の話、頭脳も当然使うものの一日が終わった後の肉体的な疲労も相当なものだとは思いますが、、、。)

ヘルパーさんの中にはやはり自分の母親とちょうど同じくらいの年齢の人達もいて、実際に一生懸命働いている人達を見ていて、感心することしきりなのです。田舎でゆっくり年金生活をしている実の母親が同じことしたら倒れるんじゃないかとついつい考えてしまったりします。

ヘルパーさんたちは当然の如く男性も女性もいますが、実際の介護の現場は数的に女性優位の職場。
いろいろな事情を抱えてヘルパーになっている人達も中にはいますが、そういった人達の中には他の介護センターに移っていったり、他の介護施設から当病院に移ってきたりする人も比較的多く、人の流れはかなり流動的です。

中の人がちょっと語ってくれた給与の事などもあったのですが、仕事のきつさに比べて支払われる給与の低さが際立ちます。この給与レベルではこれから益々増えていく要介護老人や患者さん達のケアを担う人達はなかなか思うようには増えてくれないだろうな〜、と単純に感じます。

益々の人口減少と超高齢化の進展でヘルパーさんの取り合いになり、需給バランスの逼迫が起きた時に彼らの給与がもっと上がってくれればと考えざるを得ないのでした。

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2015年7月12日日曜日

海外ドラマを日本で観る

最近アメリカのドラマや映画を日本で観るのが本当に容易になりました。

ブラウザのアド・オンでプロキシをかませるものが何種類かありますが、それをクロムで使うだけです。
しかもプロキシは、殆どの場合アド・オンが自動で選び出してくれるので、どこかのプロキシが上手く行かなければ次のプロキシを選ぶだけ。

例えばHOLAベターインターネットと言うプログラムをアド・オンとしてクロムに入れておけば、希望する国のプロキシ・サーバから適当に繋げてくれて、地域認証の壁をやすやすと超えることが出来ます。
例えば、アメリカで多くの人が使っているNetflixやHulu等の現地の番組であっても、アメリカの国旗を選んでつなげればあたかも相手側はアメリカ国内から繋いであるかのように誤認してくれますので、どの国にいようと視聴ができるわけです。

その逆に、日本のプログラムでたとえ会員権を持っていても国外では観られません!と言っているところでも事情は同じ。例えば、普通はアメリカでGyaoは観られませんが、このアド・オンを入れておけばそんなこと全く関係ありません。
勿論、このプロキシを噛ませるというのは少しネットに詳しい人ならネットの最初の頃から当然のように使っていたのですが、私のようなネットワーク・プロトコルなど全く理解できていないトウシロウには比較的敷居の高いもの。それを全く何も考えずに実現可能なものにしてくれたのですから拍手喝采です。

アメリカのドラマ、面白いのがたくさんありますよ!
日本のアイドル系大根役者が出ているしょうもない外れドラマを「仕方無く」観るよりもよっぽど面白いものがたくさんあります!おまけに最近の物は殆どの場合、キャプションを選択することが出来るようになっていますので、英語が聞き取れない方でも英語の勉強にもなりますぞ!

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緑区・豊明方面に行ってみた

初めて緑区を通過。

藤田保健衛生大学の前を通りました。なんともびっくりするような田舎に大きなビルのコンプレックスがありました。
とは言え、NIHのビルのサイズと規模に慣れていると、日本のどんな研究・病院のビル群もNIHのブロックの一部くらいにしか見えないので困りますが、、、。
昔ここで働いていたという事務のお兄さんに連れられて中を通りましたが、中は沢山の警備員が交通の誘導をしていました。
その後、本日のメイン・イベントであるラーメン・横綱に行きました。
ラーメンの大盛りを注文したのですが、まあ本郷亭の長久手の白湯麺には勝てませんわ。これはなかなかハードルの高いものを最初に私が食べてしまったせいで、他のラーメン店が割りを食っているだけの話。w
まあ、これからも私の名古屋の食を巡る旅は続きそうです。(己の肥満警報出しながら!)

さて、この後名古屋コーチンの卵を格安で売っているという養鶏場に連れて行ってもらいました。
入り口に来てびっくり、下のような自販機が確かに養鶏場の外においてあるのでした。
残念ながら私が行った時には既にその日のコーチンは売り切れておりましたが、二玉入の卵とか、カラの柔いソフト卵とか、ピンク卵とか若鶏の卵とか沢山の種類がありました。
いやあ、珍しいものでも量がたくさんあるとこうやって揃えることが出来るんですね。
有精卵ならコーチン孵化させて育てるって手も〜!w
嫁さんが帰ってきたらまた行かねば!!!

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2015年7月10日金曜日

湿気が酷い

なんだかここ数日湿度の高さが非常に不快です。

それほどひどい汗かきではないのですが、ムワッという感じの空気が白衣の上から身体を包み込んでくると脇は少し湿気を帯びます。w
病棟の中にいる限りは問題ないのですが、渡り廊下や外にでるとその暑さはアメリカで過ごしていた頃の暑さとは質が違うというのを体で実感せざるを得ないですね。

これだと間違いなく日本中で熱中症、熱射病でバタバタ倒れる人が続出しているはず。
直射日光に当たりすぎたり、水分補給を忘れたり、そのどちらもが重なったりということがあると、特にお年寄りなんかはバタバタ倒れてしまいます。
この暑い時期が始まる前に、エアコンを入れるか入れないかの微妙な時に少し日中の気温が上がっただけで、明らかにお年寄りの中でIVHを使用していた人の中には蒸泄量が増えて一日のトータルの尿量が大きく減ってしまった人までいたくらいでしたから要注意です。そういう時は患者さんの万一の脱水に気をつけて、輸液量に補正を入れるのでした。

それにしてもこの暑さの中、肉体労働で外で仕事をしている人達には頭が下がります、しかしそういったことはやはり若い頃しか無理が効かないんじゃないかなと思ってしまうもうすぐ五十のオジサンでした。

皆様も、外出時はなるべく直射日光を避けてドエライ夏の暑さをやり過ごして下さい!

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2015年7月9日木曜日

次女のアート・スクール・サマーキャンプ

このめちゃ暑い夏休みに次女がかねてからやりたがっていたことを実現させました。

夏の集中講義みたいな形で、社会人向けの大学のアートのクラスを受講することになったのでした。
十回分の授業の代金は$250だとのことでした。VCUというアートでは全米有数の大学の先生の十回分の手取り足取りの講義をこの金額で受けられるのならそれは「破格」と言っても良い安さだと思います。

クラスのサイズは10人ほどで、ほぼ全員が女性だというのも興味深い話ですが、第一回目のクラスに行った段階でこの先生ともどもクラスが大いに気に入ったようで何よりでした。

もともと今の高校に行き始めて最も娘が不満を持っていたのはもっとアートに自分を浸す時間が欲しいというものでしたから、こういった夏休み中の上のレベルのアートに自分が参加していくのは願ってもないことのようで、嫁さんによるとウキウキ、ワクワクしながら自分の作品を仕上げていっているようです。

異常に絵のディティールに拘る子供だったのですが、日常生活はうなぎ犬のようにだらけています。(よう判りませんがイメージ的にそんな感じ。w)嫁さんと一体この落差は何なのかと訝っているのですが、明らかにアナログ系の人間でして、これは我が家の伝統かと感じています。
無論、絵の細密さやデザインに異常に拘るからといって日常生活がカチッとしている!なんて言う繋ぎ方は明らかに関連を求めるほうが間違いっていうのは常識的には理解できるんですけどねぇ。

こんな次女が将来なりたがっているのは、美容上問題のある先天性奇形を持った人達や怪我や事故で容貌を失った人達を外科的に美しくして幸せにしてあげたいというもの。
もしかしたら意外とこの細部に対する異常なコダワリはそういった仕事に向いているのかもしれません。
しかし、いまはとりあえずSATのスコアがどれくらいなのか気にすることのほうがその夢を実現する近道なんでしょうかね?

勉強の合間も暇さえあれば画を描いている娘。不思議な子供を授かったもんです。子が親を選べぬように親も子を選べません。

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