2014年5月1日木曜日

病院における職業

病院に日頃「縁のない方」にとっては何だか変なタイトルだなと思われるかもしれませんが、病院というシステムは実に多くの人達の努力と専門性の集合体として運営されています。

まあ普通まず最初に出てくるのは医師と看護師でしょうが、実際には臨床検査技師、CSW(Community Social Worker)、言語療法士、栄養士、給食を準備する人達、会計、事務、薬剤師、用度、X線検査技師、病院付属の保育園の保育士さん、そして外部からやってくる人達を入院その他でコーディネートするコーディネーター等など1つずつ挙げたらキリが無いほど沢山あります。

しかし、これでもアメリカの医療機関と比べたら全然種類は少なくて、所謂「専門化、細分化」が進んでいません。
私がアメリカの病院に入院した時に驚いたのは、もはやある程度のサイズより大きなレベルの病院では医師がエコーをしたりもせず、心電図その他の結果まで含めてデータを収集までする専門のパラメディックがあちこちに沢山居ることでした。

そのうち、アメリカの医師も弁護士のように最初のコンサルをやった後は最終段階に至るまで何の仕事もせずに事務員に書類仕事を丸投げしたりする世の中になってしまったりしないのかな?等と感じたものです。
細分化しないとクオリティーの高い最新の仕事をし続けることが困難になっている分野も確かにあるわけで、そういう意味では今後も新たな分野が登場する度にどんどんと細分化して、新たな資格を必要とされるような仕事が登場してくるのではないかと感じています。

医者も細分化しました。看護師さん達も科によっては他の看護エリアの事はお互い全然わからないというのはこの高度に専門化した21世紀の医療の世界では至極普通です。
他の分野の仕事もどんどん高度化、細分化しても何も不思議ではありませんよね、、、。

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