2013年10月31日木曜日

久しぶりに良い講演でした

今日は昼にVanderbilt Universityからの演者がやってきて大変面白い講演をしてくれました。

たとえ講演内容をタイトルや添付CVから絞って参加していても、自分の興味とのコンパチビリティと言う意味では10回のうち七割方は、「(´ε`;)ウーン…ナントモハヤ」という感じなのですが、今日の講演はデータが納得のいくものばかりで、演者のストレート・フォワードな話し方と相俟って興味津々で気持よく聞けました。

ちょっとおたくっぽいコンテンツになって非バイオ系の読み手の方には申し訳無いのですが、epithelial cells(上皮細胞)が高い転移能を持つような癌細胞に変化した時に見られるEMTというある種の典型的変化のみならず、EMTが無い状況での上皮細胞の転移能獲得における大きな役者として、Par3が細胞極性の変化においてどのようなパスウェイからどういう仕事をしているのか色々と頭の中の整理が出来ました。

ここ数回の講演ではアジア系(中韓)のPI候補たちによる、(網羅的な、歯車の一部として仕事してる感がアリアリの)全く頭を使わない系の実験話に辟易していたので、今日のような「夢とストーリーがあるお話」にはやっぱり身を乗り出して聞き入ってしまいます。

私にとって本当に興味深い実験というのは、実験の規模の大小とかには全く無関係です。(多くの方にとってもそうだとは思いますが。)やっぱり圧倒的に面白いと思うのは「おいおい!そんなことあるんかい!!ウヒョ~」というようなコンテンツを持ったものです。
こういう話、たまにあるんですよね。そういう「激おもろ系」の講演というのは話を聞いた瞬間からムクムクといろんな質問が頭に次々湧いてきて、例え話の途中であっても、全てを理解したくなってくるので、話を質問で邪魔していいと言われている講演であっても、その欲求を押さえつけるのは大変です。(面白すぎるのに、その分子についてよく知らない時の講演の時は特に!)

しかし、今日の講演の内容は自分の分野にモロに関わってくることなので演者の論文を一通り読み直さないといけません。いい感じ!

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2013年10月30日水曜日

人を平気で騙す人達

阪急ホテルやリッツカールトンといったいわゆる「ブランド」もののホテルでの食材偽装が日本では派手に騒がれているようですが、私的な感想は「やっぱりそういうもんか、、、」と言う位です。

別に驚きもありません。「信頼してみたかった」なんて言うのは、こういう格式の高いところであれば顧客であれば言ってみたい台詞では有りますが(こういったことは中国ほど非人間的な食材?(危険な代替物)を使っているほど酷くは無いものの)、近年手を変え品を変え、場所や店を替えておきている、と言うか表沙汰になっていることですし。
有名料亭を始めとして、老舗と言われるところでも使い回した食材で安く上げて利益に計上しているところも沢山あるわけですから、それがホテルだったからと言って今更驚けと言うほうが無理というもの。(私の地元の激安中華で有名な老舗には、出されたちゃんぽんの蒲鉾に歯型が付いていたというまことしやかな伝説さえ有りますが。w)

一旦良心のタガが外れてしまえばどこまでも堕していくのがこういった悪事でしょうから、多分表に出てきたことは「色々有ったことの一部」なんでしょう。

これを声高に非難しているマスゴミも当然沢山いますが、蓋を開けてみればその新聞社そのものや、その新聞社と資本が繋がっているテレビ局などでも「やらせ番組」なんかで歴史的にも現在進行形のものとしても、もうズダボロなわけで、「お前が言うか?」という言葉しか彼らには贈れ無いんですけどね、、、。w

毎度のことながら、こういった事はこういうサービス業の世界に留まらず、我々研究者の世界でも「偽装」とは呼ばれず「捏造」の名の下に近年急激に非難の波がネット上での暴露を中心に盛り上がる形で表沙汰になってきています。
研究者のコミュニティに属するものとしては、こういった運動が盛り上がってくるのは恥ずかしいことではあるのですが、自浄作用が働いてきているという意味では科学のためには良いことだと思います。しかしそれでも、これに対して予想される「捏造科学者として生きてきた一群の人達」の中のこれからの動きには大きく分けて二種類あるかと。
一つは今までやっていた輩も流石にヤバさを感じて少なくとも自粛する方向に動くと言うもの。もう一つはより高度なテクニックで巧妙に捏造しようとする全く懲りない連中。

このブログでもちょこちょこ書いてきたことなんですが、学問の世界で近年これだけショッキングな捏造問題がぼこぼこ持ち上がっているのに、未だそういった事をやる輩がいるのかと外の世界の一般的な感覚を持った人達から当然言われそうですが、まあ見ていてください。今日も明日もシコシコと捏造に励んでデータ出してくる連中がウジャウジャ居ますから。w

何年後にばれるのか、直ぐばれるのかそれともばれないのかは分かりませんが、自分のポジションアップの為にはそういった類の事を一切無視し続ける連中は幾らでもこの世界には居ます。
(まあ、この世界に限らず何処でもでしょうが!)必ずこれからそういった連中は炙りだされて磔にされるような事件が起こり続けるでしょう。

実験結果というのは、他の多くの科学者達の手によって再現性が確認できないものは、忘れ去られるか無視されるか炙りだされて叩かれるかの何れかです。
いわゆるcell, nature, scienceというような有名論文に載っても全くと言っていいほど引用されないようなものも膨大な数にのぼりますし、再現性無く叩かれまくるものもこれまた沢山あるという事実。
有名でない雑誌に載った小さなストーリーが、後になってみればノーベル賞を獲得したような画期的なものだったなどというような話なんてこれまた掃いて捨てるほどあります。
こういった論文は「最終的には」膨大な数の引用を産む事が多いのです。少なくともサイエンティストは自分のポジション獲得や予算獲得のためという理由で捏造データを出して他の科学者のコミュニティーに混乱を導入したり無駄な時間を追試に使わせてはならないと強く言いたいです。

功成り名を遂げるのは、努力、目の付け所、運、仲間、その他諸々の総合的な結果であって、捏造したデータでそういった偽のポジションを掴んだものは必ず排除していかなければならないでしょう。こういった連中が、日本の大学に限らずアメリカにもウジャウジャいるのは色々な風評で感じますし、私自身幾つかの旧ラボの周辺でそういった事件を沢山見てきましたから、、、。

まあ、実際のところ功成り名を遂げる事を目標にすること自体の必要性が本来どこにもないと私は思うのですが。それが生きるエネルギーになっている方たちはそれをダークフォースの方に使わないでくださいね。心よりお願い致します。w (バレたら経歴どころか家族の生活まで含めて全てが吹っ飛びますし!)

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2013年10月29日火曜日

もしかして副作用かな、、、

先週インプラントをしましたが、ラッキーな事にその時抜歯からインプラントの埋没まで一気に行えました。

本当に上手にやってくれて鎮痛剤を全く使用せずに抗生物質だけ使用するだけで済むという幸運でした。ところが、術野の部分の痛みは全く無いにもかかわらず昨日から頭痛が出てき始めました。
特に昨日の夜からの頭痛は継続的で吐き気まで伴うものでした、これは何でかな?と考えてみたのですが、特に抗生物質以外に思い当たる簡便な理由もなし。それで、現在服用しているアモキシシリンの副作用の発生率を見てみるとアメリカの場合6%に頭痛発生を認めるとなっておりました。

アモキシシリンの場合の頭痛は一般的にシリアスな副作用とは考えられていないようなのですが、私のように心臓のオペをして心房にリングを留置してあるような人間は細菌感染は良くないことは確かですから、とりあえずは処方を受けた分の抗生物質が切れる頃(術創がほぼ綺麗になっている頃)であろう後2日くらいまではとりあえず頭痛と闘いながらでもクスリは服用となります。

タイレノルを二錠ずつ服用してみましたが、頭痛とそれに伴う吐き気も見事なまでに抑えこまれました。このまま後1日は様子を見て普通通りに過ごしてみることとします。

まあ、何はともあれ上顎にはめ込むナイト・ガードというプロテクタを作らないことには話しになりませんが、、、。これもまた200-300ドルするんですよね、、、。(溜息)

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2013年10月28日月曜日

やっぱゴーンさんは凄いな

ニッサンGT-Rのプロダクション・ヒストリーのビデオをたまたまYoutubeで見ていろいろと思いました。

車としての完成度とNISSANという会社が回復を遂げた後、一旦その締めくくりとしてその姿を外の世界に物理的に形にして宣言したのがこの車なのだということ。
しかし、それ以上にこのナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーで印象的だったのはNISSANの車内での議論の進め方とその役員会での討議でした。

ビデオで見せつけられたことは、ビジネスにおいても「英語は道具」だなとという単純な事実。いろんな国からNISSANにやってきて働いている人達の話す英語はみな発音もフレーズもそれぞれ特徴があるのですが、そんなことは誰も気にせず気にする必要もなし。
それはそれはもう早口でマシンガンのように喋るカルロス・ゴーン。彼の話し方はどっちかというとインド人の早口で話すタイプの人に似てます。

兎に角「理詰め」で話しまくるわけですから聞いていて面白いですね。
こんな人がNISSANを引っ張って「いろいろ内側では血しぶきが飛び散った」なんていう話も巷間伝え聞きますが、曲がりなりにも倒れかけた巨像を立てなおしてマンモスに作り直したのですからその頭のなかは素晴らしく頭脳明晰であることは間違いなし。

この人が基礎研究したらどんな事をしてどんな成果を出したのだろうというのも個人的には興味津々です。優れた成果を出すには一人だけが突出していてもなかなかそうはいかず、チーム・プレーを主導しなければならないのがこの世界。
こういったことに「もし」はありませんが、ゴーンさんがもし研究室のチームリーダーだったらかなりの確率で一廉のもの凄い業績をあげていたに違いありません。(まあ、下にいる者の受けるプレシャーは凄いでしょうが。w)

でも、この世界では頭脳明晰だけではなかなか大成功とはいかないんですよね、、、。泥臭いこと、失敗の連続に耐えるだけの別のタイプのタフさもそれと同時に持ち合わせないといけないのがいわゆる失敗を経験したことのないエリートには多分難しいところです。

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2013年10月27日日曜日

新しいMacのOS-Mavericks

新しいMacのOSが出たその日に、我が家にあるiMac-2008の新OSとしてインストールしてみました。

インストールはまず無料になった今回のOSのダウンロードから開始です。WiFiを使ってのダウンロードでしたが、最初の表示に6時間かかりますなんて出ていましたので、そのまま放置して別のことをしていました。気がついた時にはダウンロードは終わっていたのでそのままボタンをクリックしてインストール開始。それも程なく終了し使用を開始しました。

あちこちを触ってみて細かな変更に気付きましたが、わかったことは2GBのメモリを積む我が家のマシンにはこの新OSは重すぎるということでした。インストールしてちょっと後悔。新たにメモリを注文して対応するかHDをRAMディスクのようなものにしないとちょいと不便というレベルの遅さです。

マップその他の細かなところを触ってみて感じたことはこのOSはますますiOSと同じような使用感になるようにガンガン改変されているということでした。何というかアップルの戦略はかなり明らかで、「使用感」という点でモバイルとデスクトップの境目を無くすというこの一点だろうなと思いました。

やっぱりiPadの登場というのは、この「タッチパネルの操作」というものを通して得られる結果をスマホとPCで一緒になるようにするという最終目標に向かわせる大きな原動力になったのだなと今になってレトロスペクティブに理解できます。

しかし、この「OS無料化」という戦略は本当にマイクロソフトにとって痛い攻撃になるのかなという疑問が湧いてきます。
優れた経験が得られるものが無料、同じような経験が得られるものが100ドルから数百ドル、、、。この差は業務用に使うことがより多いウィンドウズだからこそなし得る決定だと思うのでうが、その差も年々歳々意味のないものになっているような気がしてなりません。プロは別として多くのordinary peopleにとって、普段日常的に使うソフトが滞り無く走りさえすればOSの差なんてほぼどうでもいいようなほどOSが洗練されてきているところをみても、近未来では基本的にOSって言う物自体には何の意味もなくなって、最終的には多くがただの無料プラットフォームになるんでしょうか???

わかりません。

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2013年10月26日土曜日

冬の鍋パーティー

今日は日本人若手研究者の方々を再び我が家に招いての冬の鍋パーティー。

本当は三家族をお呼びしていたのですが、一家族の先生は先生と小さな息子さんが風邪で鼻と喉がやられたとのことで、残念ながら二日前からの必死の闘病も実らず他の家族のメンバーへの感染の恐れを無くすために参加断念と相成りました。次回のクリスマスパーティーでは期待です。

さて、いつものように御飯は6時半位のお客様方の到着で開始です。今日のメニューは全くの日本の冬の鍋。各種のキノコ類と白菜、糸こんにゃく、豆腐、つみれ、鶏、薄切り豚肉などのごった煮でおもてなし。N御夫妻とA御夫妻及びその可愛らしいお子さん二人と取りとめもない世間話やラボでのバカ話をしながらのくつろいだ数時間でした。

それにしてもこの夜の冷え込みは格別で、初めて「冬」を肌で感じた夜になりました。最近は朝毎日、車の窓が霜で凍結している日が続いていますが、夜早いうちは未だはそこまで寒くなかったのですが、そろそろそれも限界のようで、これからは寒波が何回かやってくるんだろうなというのを覚悟させられました。

夜も十時頃になってチビちゃん達がオネムの時間になって来ましたのでA御夫妻とはお別れをしなければなりませんでしたが、その後もN御夫妻とはいろいろと話し込んで更にこちらからお願いしてコンピュータのビデオチャット機能を使って「有ること」をしました。
結局このお二人がお家に帰られたのは時計の針が既に12時をまわった後でした。何をお願いしたのかはちょっとここでは詳らかには出来ないのですが、大変助かりました。

先生方も残す所、アメリカでの研究期間はあと僅か。頑張っていただきたいものです。

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2013年10月25日金曜日

インプラント

今回で五本目の抜歯とインプラントを今日行いました。

一本の値段は歯を抜いてインプラントをして陶歯を入れるまでの工程まで全てを含めて一本1300ドル。日本に比べれば格安なのでしょうがそれでも個人的には痛い!本当に歯というのは小さな頃からケアしておかないと大人になってあたふたしとところでもうダメという見本なようなダメ人間の私です。

今日は別の知り合いのPIの弟子でレジデントをしている男が居て、彼なら確実な技術と知識を持っているということが判っていたので、昨日のうちに彼を個別に指名してみて空き時間があるかどうか確認した所、ラッキーな事に翌日朝八時から予定が空いているということがわかりましたので早速指名を確認。

そして今日のインプラントでしたが、実に巧かったですね~!痛みもなければ術後の腫れもほぼ無し。工程は慎重で大変に細やかな技術の持ち主。彼は臨床の現場に将来出て行ってもいくらでもお客さんが来そうな感じです。特にイケメンというところが。w(私にとってはどうでもいいことですが!w)

しかしな~、、、歯にこんなにカネを使わないといけない俺って、、、。愚か者です。

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2013年10月24日木曜日

義弟の嫁さん三人目の子

数日前に嫁さんに話を聞いて驚きました。

嫁さんの弟と結婚している大阪生まれのお嫁さん、今年39歳になるのですが、なんと彼女に三人目の子が宿っているという報告があったのでした。
上にいる子たちは既に11歳と7歳くらいだったかなと思うんですが、最近では40歳になった女性でも結構極普通に出産されるので、39歳なんて言うのは今の基準からは高齢での出産の入り口くらいのもんなんですかね。

高齢での出産と高齢出産というのは定義上は別物で、ふつう皆が逝っている高齢出産というのは「35歳以上の初産」というふうに定義されていますから彼女の場合は定義上の高齢出産とは違います。しかし、この前もどこかの論文にあったのですが、女性は39歳以上になるとかなり妊娠しにくくなることが判っていますので、そういう意味ではやっぱり妊娠自体は実におめでたいことだなと思ってます。
そういえば今思い出しましたが、僕が医学部を卒業してしばらくした頃、高齢出産の定義が30歳以上の初産婦から今の35歳の、、、に変わりましたもんね。時代と友井にそういったことの細かい定義位も変わっていくんですよね。

それはさておき、最近僕の周りではオメデタや出産が続いているので、これはなんかいいことの起きる予兆か、なんて考えてます。妊娠、出産、安産祈願は今の私と握手すれば成就するのか?なんて事はないですかね。私が個人的に妊娠や出産を応援している現在進行形の素敵な夫婦がアメリカ人、日本人、インド人などなど私の周りに何人も居ますので、彼らが全員素敵な赤ちゃんに恵まれてより素敵な大きな家族を作ってくれるなと心から思います。

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2013年10月23日水曜日

中国産ペットフードで大量死

今朝のラジオで言っていたのをたまたま通勤途上に何気に聞いていたのですが、またまた中国産のペットフードで大きな事件が起きました。

ニュースはあちこちで流れているので、代表的なサイトを以下に張っておきますので御覧ください。FDAはこれらの情報の総元締めですので、良くご覧になって日本にも入ってきていないか良く調べられると良いと思います。
ビーフジャーキーを食べた犬や猫が具合が悪くなってしまい、その具合が悪くなってしまった動物達の中には死んでしまったものも多数含まれるというものでした。2007年以来、報告されているだけで3600件、死亡はおよそ600件。その殆どはPRODUCT OF CHINA。

中国製といえば、暫く前には中国産のペット用おもちゃに含まれる大量の有害物質(後の検査では人用のものでも)のことが大問題になっていましたが、私に言わせれば「中国製のおもちゃとか食い物とか冗談でも買わん」という「出来る限りの」チャイナ・フリー状態の我が家からすれば、きちんとした厳しいインスペクションを受けていない状態の彼の国のものを安いからといって買う方も悪いと強く思います。

ガチガチの厳しい基準と監視のもとで作られているiPhoneなどの製品を除けば、アメリカにいる中国人でさえ食べないような中国産の食べ物、しかも人の食べ物以上に注意や良心の欠片などがより一層入っていないような中国産のものとか、選ぶ飼い主が「馬鹿」としか言いようがありませんよ。

真っ正直に作られて、幾多の手順を踏まれたものであれば適正な価格というものが当然付けられるのが「モノ」というものの値段であることはまともな大人なら誰でも理解していることですし、皆お金を使える範囲でよく見極めをした上で物を買っていくものだと思うんですけど、安いからといって口に入れて家族やペットによって消化されるものをケチるのは何のために頑張って給料稼いでるのか解らない様な意味不明な行為。

美味しくて安全なものを日ごろから注意してより分けて食べて、それを子供にも教えるというのは子を持つ親や飼い主としての当然の義務だと考えます。

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2013年10月22日火曜日

いいとも!終わるんですね

私はヤフーニュースで知りましたが、あのタモリの「笑っていいとも!」終わるんですね~。

来年の春まではやるとのことですが、来年で32年間?凄いもんです。ギネスにも載っている長寿番組だそうですが、森田一義という人物が30代の頃からやっていたと言うんですから恐ろしいもんです。

(歳バレですけど)私が高校生の時から既にあった番組ですが、それも寿命を迎えたということなんですね。最後の方はネット上の伝聞では何となくやる気が無いようなことになっているようですが、まあ、部外者からは簡単には計り知れないような何かが内面的な変化としていろいろあるんでしょう。
自分にとって「笑っていいとも!」という番組は羽賀研二とかが「いいとも青年隊」で踊っていた頃なんかによく観ていたような記憶があるんですが、、、。何れにしても結局のところタモさんとしてはもう飽きたんじゃないかな?なんて考えてしまうわけなんですが、、、。

こうなってくると、今まではサザエさんと一緒でそれを知っているかどうかが日本人であるかどうかのリトマスペーパーになっているようなベンチマーク的なものの一つだったと思うんですが、今後は次第に今の小さい子供達をはじめとして、「笑っていいともって何???」なんていう世代が登場してくるわけですね。

そうなってくると、今の小学生でも「いいとも!をリアルタイムで知っている世代」という捉えられ方をされて、やがては旧世代になってしまう日がいずれは来るわけですが。
ちょうど僕達の世代がオヤジの更に上の世代の人達がアナウンサーなんかに「好きな女優さんは?」と尋ねられて「原節子~!」とか言うのを聞いて僕達が自然に笑ってしまうようなもんなんでしょうか。

そう考えると、今回のいいとも!の件はこの番組に限らず、「どの番組をリアルタイムで見ていたか」ということでその人の歳を推測するのは実に容易なんだなという事実をまた思い出させてくれました。(この前いろんなアニメ番組やヒーロー物をよく知っている人物と話し合って驚いたのですが、彼曰く、夕方の再放送(私が思うに多分再々放送くらい?w)とかで観ていたということで、ナルホドと納得した次第でした。)

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2013年10月21日月曜日

写真の保存・デジタル化

田舎の両親がこの夏アメリカに遊びに来た時に家にある全ての写真のデジタル化の話をした。

ところが何を勘違いしたのか、私がそれをアメリカでガンガンするものと勘違いしたらしくイキナリ実家にある全てのネガフィルムを100本ほどアメリカに送ってきました。しかも昭和30年代くらいの自分達のものも全て!w

ハッキリ言って「困ってしまった」というのが本音なんですが、実家に電話して見たところ「もうお前が全部管理して好きなようにしていいから~」という何とも呑気な御宣託を承りましたので、ますますこれはデジタル化をキッチリさせないといけないね、という決意を固めた次第です。

日本にある画像とデジタルビデオなどの整理も未だままならないままですが、写真なんかの整理まで含めて間違いなく数万円単位でのデジタル化処理の資金が必要だなと思っています。もちろんビデオまで入れれば10万なんかでは到底済まないと思うんです。

安くて信頼出来るところを探してみたところ、日本では一本のネガを200円でCDRに焼き付けてくれる素敵なサービスが有るということがわかりました。しかも多くのフィルムサイズと種類に柔軟に対応してくれる!

アメリカでも同じように高品質のサービスを売りにするところはたくさんありまして、例えばiMemoriesとかはその中でも代表的なものかと思います。実際に日本でやったほうが安いのかアメリカでやったほうが安いのか、品質との相談も含めて細々検討しないといけないかなと思っています。

何れにしても言えることは一人でシコシコとフィルム・スキャナーとかでやっていたら全くプロフェッショナルの仕事に質でも速さでも全く追いつかないということだけは確かだなということ。

それにしても、こうやってデジタル化された思い出もCDやDVDが最終的な保存方法ではないというところが不安ですね。絶対に傷ついたり経年変化で何らかのダメージを受けた瞬間逝ってしまいますから、、、。

そういう意味ではまだまだデータの保存法というのは人類にとって中途半端で1000年レベルで安心して保存できるような方法が完成するまでの途中経過でしか無いんだなって思ってしまいます。

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2013年10月20日日曜日

ホーム・カミング

今日は下の娘のホーム・カミング・デイでした。

Home comingと言うのはアメリカの学校ではよくやってる行事でして、中学生や高校生になると自分の学校の体育館などに夜みんなで集まって食事やダンスなどをするというもの。何というか生徒同士の社交会ですね。

今回、うちの娘は先ず初めにかなり遠くにある女の子の家に呼ばれてその友達からお化粧をしてもらうことになりました。二時過ぎには到着し、私はそこでさようなら。
あとで聞いたところによると、この子は白人の女の子ですから白人の女の子がよく見栄えするようにする化粧をアジア人である娘に施したようです。
娘曰く、「白人の女の子が可愛く見えるような、ファウンデーションを目の上の方に沢山つけるような方法はアジア人には似合わないんだけど、もう途中から降参して為すがままにさせたよ~。w」と言っていました。

娘が言っていた事自体は化粧などというものに縁の無い男の私には全くもって???の世界でしたが、そんなもんなんでしょう。しかし、アメリカ映画などで見てもよく分かるように、こっちのアジア人の女性の化粧の仕方は日本人がやる化粧の仕方とは全く別物であることは素人の私にも判るようなものがあります。
特にオフィスレディーなどで、韓国系とかの女性がやる化粧のどぎつさがそのままアジア女性の標準になったかのような化粧の広告とかはちょっと辟易するものがありますね。特に頬骨周りへのシャドウの入れ方や眼の周りの処理は「ヾ(・∀・;)オイオイ」というような派手なものが多くて、日本女性の標準的な顔にはパンダの仮装大会ですか?という感じのものまでありますからね、、、。

まあ兎に角、娘達は五時過ぎには女の子の家を出て男の子たちと学校でおちあって近所のピザ屋でまず腹ごしらえをした後7時からパーティーが始まったそうです。アメリカ人だからといって積極的に皆がフロアで踊るような感じではなくて、最初は皆がお話などに夢中なんだそうで、時間が進むに連れて少しずつ近くの男の子や女の子同士で踊ったりを始め、二時間もするとみんな照れが無くなって多くの人がフロアで踊り始めるのだそうです。

最終的に終了したのは夜の11時。
息子と嫁さんとを車に乗せて、30分ほどかかるリッチモンドの娘の学校まで行って娘をピックアップして帰路につきました。非常に楽しかったそうで、叉行きたいなと言っていました。それにしても、たかが14~5歳の子供たちに公立の高校が夜11時まで普通に踊らせたりするって言うのは、色んな意味で日本ではちょっと考えられないですよね~。

だからこそアメリカなんでしょうが。

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2013年10月18日金曜日

水道管破裂

今日はいきなりビル全体がシャットダウンされました。

最初はメールで何だか何々ビルでは水が出なくなってきましたので、水道の蛇口をひねったりしないでくださいとかバスルームを使用しないでくださいとかいっていたのですが、やがてクリニック全ての施設で水使用が禁止となる伝達が二十回ほどいろいろな形で繰り返され、遂にはビルのシャットダウンと帰宅命令が出されました。w

なにせトイレが使えないわ水が使えないわということですから近代的施設であるビルの機能は事実上殺されたも同然。滞納で家の機能が削がれていく時も水だけは最後までなかなか止められないというようになっている意味が良く解ります。
実際台風などの後で停電になっても、電気がなくても灯りは何とかロウソクでいけるし、寒さは着込んで対抗できるし、ガスも無ければ無いで食べるものは何とか調達できますけど水だけはやっぱり家庭内の活動の生命線を握ります。
先ず水を使っての身体の清浄が保てない、そして食器の汚れ物が洗えない、そして最もヤバイのはトイレです。出したものが流せないというのは衛生の保持という意味ではもうアウトであることは容易に誰もが理解できますし。

実際、今回こういった事態になったのはビルの眼の前にある古い水道管が破裂してドンドンと水が漏れだしたことによるもので、近所に路駐されていた車などは目撃者の話によるとタイヤの半分くらい迄はすぐに水に浸かってしまった上に、持ち主が事態を知らずに現れない為にレッカーで安全なところまで何台も移動させられたとのことでした。

しかし、こういったことってあるもんなんですね。インフラの老朽化と都市の発達史は表裏一体。日本でも都市化して時間が経てば経つほどこういった事態も起きることが増えるのでしょうか。
 
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碌でもねえ連中の跋扈

今回のデフォルトの危機は正しく茶番として予定されていたように共和党下院が降伏して終了。

しかし問題の本質はこれが一時的なものであって、茶会の連中は今後、必ず何度でも何度でもDebt ceilingの引き上げをネタにユスリ・タカリを繰り返してくるのはミエミエなことです。質の悪いクズチンピラと同じで、とても勝てない敵がやってくればキャンといって尻尾を巻いて逃げていくのですが、それまでは狂犬病に罹患した犬のようにキャンキャンキャンキャンと吠えまくります。

この連中は飼い主である茶会に属する有権者の属する選挙区で忠誠を誓わせられているので、馬鹿な飼い主の命令に忠実に従います。もちろん「自分の頭で考えた」政治信条などというもんは皆無。どっかで聞いてきたような保守派の主張を安っぽくキャッチコピーとして繰り返しクズ飼い主にその忠誠振りをアピールし続けるだけです。

実際に今回NIHの友人達も仕事の再開ができるようになったことを喜んでいましたが、彼らには申し訳ないのですが、彼らはその犠牲のほんの端っこのそのまた端っこでしかありません。もし本当にデフォルトが起きたら何が起こるのかということに関する想像力の欠如した馬鹿達にはほんとうの意味で理解できません。

本来このシーリングというのはアメリカという国の本質を如実に表すもので、この国が自分の打ち立てたドル・ベースの世界を廻すために、そしてアメリカという国が通常通りに動くためにしている「外国からの借金」を返すための原資となるものです。デフォルトなどということを一度でもお越してしまえばアメリカという国家とドルに対する信頼は崩壊。アメリカが最も望んでいない経済の大クラッシュとドル暴落、決済通貨としての信頼の喪失、そしたアメリカ国内でも税金の高騰と連邦レベルでのサービスの大幅縮小。

まさに田舎者の茶会が望んだ小さな政府!wがアメリカに強制的に出現する訳です。無論、ただでさえJoblessの多い茶会の連中が頼りにしている社会保障の金を始め、彼らの大好きな強い軍を維持するための金も雲散霧消。アメリカの世界におけるプレゼンスなどぶっ飛んでしまうような事態が現れるのですが、そんなプリミティブなことさえ発想の中に無いような連中が先導する共和党の近未来は「暗い」と言わざるを得ないでしょう。
今回のことでもアメリカのシステムへの信頼を大きく傷つけましたが次回の選挙でもこの馬鹿犬達は吠えるのでしょう。

ただでさえ分断されているアメリカの分極はこれから年を追うごとに拡がっていくような悪い予感がします。

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2013年10月17日木曜日

上の娘が戻って行きました

今日は上の娘が大学へ戻って行く日です。

朝の6時にアムトラックの駅から送り出さなければなりませんので起きるのは必然的に朝の五時前です。夜の遅い私も流石に早く寝なければということで夜の9時半には床につきました。ところがこれが完璧に裏目に出ます。

何故か夜中の一時半にパッチリと目が覚めてしまいました。w その後は悶々とベッドの上でローリングを続けながらの3時間! 結局は殆んど眠ることも出来ぬまま朝の四時半にはしたの回に降りてPCの電源をオン。

そのまま朝シャワーを浴びて娘が起きるまでの時間を待ちました。結局は5時10分くらいに娘と一緒に駅へ向かいました。その直前は娘はいつものお約束通りポロポロと涙を流し、無言。また一ヶ月後のサンクスギビングには帰ってきて何事もなかったように家で過ごすというのに、、、。

とりあえず送り出して今日の朝10時には授業があるというのでそれに間に合うかどうかというのが大事だったのですが、暫くして娘からはテキストが入ってきて「間に合いました」とのこと。ボルチモアなら通常三時間半でここから列車は到着するのでなんとかかんとか間に合ったのでしょう。

しかし上の娘は休暇で帰っている間もず~~っと勉強をしてました。
何だか自分の日本での大学時代を思い出すと、恥ずかしいくらいこういった習慣が形成されていなかったなと思います。世代とか男女の差とか言うようなものではなくて、こうやって自分の子がしっかりと勉強をするような子供に育ってくれてオヤジのようにならなかったことに感謝です。

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2013年10月16日水曜日

結婚するとかしないとか

人口減少とそれに伴う労働力の低下、更には国家としての競争力の低下を憂える声をネット上やニュースではよく見かけます。

実際、厚生労働省の統計を見てみると、生涯未婚率の上昇は男性では90年代以降、女性でも2000年台に入ってからは明らか、かつ急激な上昇カーブを描いているようです。
こういった数字を見て感じるのは一生結婚しない人の内、「したくなくてしない」という人と、「したいけど出来ない」という人達とに大別されるのは理解できますが、各々の理由がどういったものなのかということに関して明治安田生命福祉研究所の発表で色々と書かれているのを見ることが出来ます。それによるとナルホドね~という理由が色々と書かれてはいるんですが、どれもこれも結婚したい人の婚姻率をあげるための方法論としては、まだまだかなり解決への敷居が高いような気がします。

そもそも、こう言った多くの発表が最終的なターゲットとして裏に表に議論している結婚に関する本当の問題は何かというと、結局「国力の維持に必要な基本線である人口」の安定化への心配ということになっている点では皆共通なんでしょうね。

自分でいつもこの手の議論を読んだり聞いたりしていて思うのは、やっぱり国力なんて言うのはなるようにしかならないのではないかなという事。どの国の歴史的な栄枯盛衰をみていてもそこには制度的、人的、地政学的ないろいろな意味での素因が複雑に絡み合っていて、多項式をとこうとしても不確定要素が多くて式自体が解けないために最適解を与えられないうちに国家が衰退していく運命にあるような気がします。

そういう意味ではどの国も文字通り、栄枯盛衰を順番に経験しているように思えてなりません。大雑把に言ってこの200年を見ただけでも、イギリスが、ヨーロッパが、アメリカが、日本が、そしてBRICS、中韓、ASEANとその繁栄の可能性を最も持つ中心地は移っていっているような感じだと思うんですけど、それぞれの長さも、その程度もエリアや国によって大きく違ってるとしても、じゃあ、A国が衰退したから世界が衰退したかというとやっぱりそんな事はなくて、どこかの国に繁栄の中心が置き換わっただけという事で、全体から見ればその衰退していった国の人々が過去を懐かしむだけで、他の人達は特に困らない、というような感じなんでしょう。

ちょうど「我がXX一族は世が世であれば云々」等と過去を懐かしむ斜陽の人々の群れのようなものなのかもしれません、、、。衰退するならするで、かつてのローマ帝国や大英帝国のように、徐々に優雅に衰退し、歴史の記憶の中にその名を刻み込まれるような感じがベストなんでしょうかね。わかりませんが。

話をもとに戻しますが、「結婚」という実に個人的な事情の集合した事実は、昔とは違って多くの国では子供を生むことが主な目的ではない上に(ましてや一族の繁栄などどうでも良くなっている時代ですから)、国力が一度ピークを迎えてそれで一度国家としての体裁が整うと、どう考えても「あんまりガツガツしなくても何とか上手くその資産で国がまわる」という事態が発生するでしょうから(逆にそういう事態が起きないということは国家としてのピークは未だ来ていないのでしょう)、まさにそれが今の日本何じゃないかなという気がします。

ニートでも、親が生きていて、金があってかつ親に世話をしてもらえるうちは家の中に篭って居ても生きてはいけるし、それがその一家の運命ならば育て方も含めて家族全体が消えようがそれは内側からみれば余計なお世話なのかもしれませんし、他人が手を差し伸べて簡単にどうこうできるような問題では絶対にあり得ないことも議論する余地さえないように思います。
何しろニート誕生までには個人、家族、地域等も含めて既に10年、20年、30年というような月日が過ぎ去ってしまっているわけですから、良く調べればそういう状況が出現するためにはため息が出るような複雑で難しい時代背景の組み合わせや家族の事情、子育て、公教育が横たわっている可能性のほうが高いわけで、、、。
ましてや、そういう状況にある人達が、他人との関わりを持ちかつ嫁さんや子供たちの責任を取らなければいけないような事態に積極的に関与していかなければならない結婚生活に踏み込む必要を感じるとは到底思えません。(おまけにここでニートを極端な例として出しはしましたが、結婚していない多くの若い人達は職はあっても、チャンスやお金がなくて結婚できないという人がほとんどでしょうし。)

しかし、個人のレベルで言うと間違いなくやってくることはと言えば、その貯めた資産も使うだけならやがては底を突くものであるという余りにも明白な未来。それが国家という大きなスケールの話であれ、良いとか悪いとか言う議論はこういった事態が起きた時点ではもう話をする事さえ余り意味がないような、「ある一定の方向性」を持って収束するポイントに向かうものなのかもしれません。

様々な理由で国家の人口が減少していく時、それが衰退なのか安定なのか、将来の再発展へ向けての小休止なのかも私には判りませんが。まあ、それを結婚するしないで論じなくても結婚せずとも子供が育てられるような社会を作ってしまうほうが早いのではという気もするんですが、その子たちを(婚外子であろうがなかろうが、事実婚であろうがこの世に生まれてきたからには)しっかり社会全体で少ない負担で育ててあげるシステムを作らないとやっぱり子供をうもうという気は起きないだろうしなあ。
結婚してから発生するコストが上がり続ける先進国では、やっぱ子供が減るのは必然なんでしょうかね。

まあ、個人的にはいろいろあったにしても、50近くなってつらつら思うことは、俺みたいなしょうもないのでも結婚出来て、ホントに良かったな、という単純な事実。
金なんか全然無くて、お米代の計算も真剣にするような時期もありましたし、家族で旅行にもどこにもいけないような時期も長きにわたって続いたわけですが、それじゃあそういう事態が不幸せだったかというと実際は全くその正反対でした。これもひとえに他人と比べて我が家がどうだなんていうことを私の家では「全く」しなかったというその一点に尽きると思います。

長たらしく書いてしまいましたが、各個人にしてみれば結婚しない、出来ない、まあ、運命は各個人の運と意志次第という極めて無責任な事でしょうか。国力云々なんて言う話は「飯さえ食えれば味など構わんいう人ばかりになれば誰も味覚の話題をしなくなる」のとおんなじで、「その日がソコソコ上手く回ってそれを皆が幸せと感じるようになれば、誰も無謀な冒険や挑戦等という、危険でキツイことなどする必要もなしという人が増える」という感じと似たようなもんで、国力を追求することさえ皮肉な嗤いで迎えられるのかもしれません。

結婚したくても金が無いという人がいる上に、金があるからといっても結婚をしない人が増えているような世の中では、当然未婚率は上がりますよね、、、。ネットを無くせば多くの人はもっと家から外に出るんだろうな。無理ですけど。

ああ、また何書いてるのか訳の分からない長たらしいまとまりのない文章になってしまった、、、。これじゃあ小論文零点ですな。w ああ、一から書きなおさないと支離滅裂。

夜中にブログ書くと寝る時間が気になっていつもこうなる。orz

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2013年10月15日火曜日

学生が治療すると、、、

「歯の治療」追い込み中です。

幸いにして非常に便利なロケーションに自分のオフィスが有りますので、大学で歯科治療に行くにはエレベーターで一つ下の階へ降りるだけです。実際にこのクリニックは学生(と言っても恐ろしいので、少しは安心できる最終学年の学生にしか頼みませんが!)によって治療される実習室も兼ねていて、多くの学生と患者さんで何時も溢れかえっています。

年に数回、患者さんのスクリーニングが行われてはそれぞれの学生に患者さんが充てがわれていくことによって、学生に必要とされる必要最小限の症例を充足させていくことになります。
例えば抜歯は何例、インプラントの補助何例とかいう感じですか。(自分自身は歯科医では無いのでそのあたりのことはよく知らんのです。w)

ここでわざわざ学生なんて言う通常は恐ろしくて治療など頼めないような相手に治療を任せるのは一つは学生に対する愛情(これはどっちかというと学生に頼み込まれることが多い)、もう一つは圧倒的に治療費が安いということです。おおまかに言って、市中の病院で治療した時のほぼ半額。(=ファカルティにしてもらった時の半分ということでもあるわけです。)

実際に治療を行う時は肝になるような部分はステップ毎に全てファカルティからのチェックが入ってますので、失敗作が口の中に埋め込まれたり、最終的にダメな状態で治療が終わるような事は無いようにはなっているのですが、何と言ってもこの学生による治療の欠点は異常に遅い!という事に尽きます。結局はそのステップ毎に入って来るチェックを「待つ」時間が積もり積もってそういう結果になるのですが、、、。

本当に次に用事があって急いでいる時や、炎症、痛みが強い時はファカルティーにリクエストしてササッと治療してもらいます。支払いは当然倍額ですけどね。まあ、上手いのは判っているし、皆信頼出来る人達ばかりなので、これがベストの治療であることはもう間違いないんですけどね。財布には少々XXXです。w

皆さん歯はくれぐれも小さな頃から大事にしましょうね!自分がダメな方はお子さんの分を。じゃないと将来歯の治療のために無駄に大金を無くしますよ、、、。

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2013年10月14日月曜日

娘の一時帰宅と外食

今日は一昨日から数日だけ大学から帰ってきている長女のリクエストでベトナム料理を食べに出ました。外食が基本的に嫌いでお金の無駄遣いと考える長女にしては珍しい事でしたので、これは一も二も無く連れ出すことにしました。
それに、こうやって子供たちが大きくなってから、セダンに乗って五人家族で移動するなんていうのは最近無かったことで本当に久方のことでしたので、そういう意味でも二重に珍しいイベントでした。

今回のベトナム料理店は家からは少し遠い所でしたが、リッチモンドで一番美味しいと言われている生春巻きを食べさせてくれるMEKONGというところに行きました。この店はどっちかとういうとビールで有名なところとして知られている面も強いのですが、我々家族にとっては「食べる」という行為のほうが楽しみとして必須の要素ですので、純粋にそこを狙って行きました。w

ここはつい最近、外科の日本人の准教授であるT先生に連れられて、一ヶ月半の独身男としてのこの夏休みに孤独を託っていた時に知った店です。実際にその時に行った時の楽しい思い出を今になって思い出しつつも、実際にはどれを頼んだか、どういう組み合わせだったかなどというようなことは一切忘れていましたので完全にフレッシュな感じで店には入りました。

出てきた生春巻きはトレーに乗ったまま出てきます。一枚一枚その薄皮をトレーから剥がし、それに上手に具を巻いていってタレに漬けて食べるものですが、これがやっぱり美味い!リッチモンドに来て我が家を訪れてきたお客様には今後はここに来て頂こうかな?という感じでした。

実際に皆で食べ終わった時には「もう腹いっぱいです~!無理!!」という感じの満腹感に包まれていました。家には残った料理をパックしてもらって持ち帰りました。

きっとこれは明日の私の昼飯になるのでしょうな~。orz (美味しいってわかってるから良いんですけどね、、、。)

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2013年10月13日日曜日

研究仲間達とおおいに呑み語らう

いつもオフィスに遊びに来てくれる一回り若い共同研究者のN先生とケミストのK先生の両御夫妻とN先生宅で合流し、楽しいひと時を過ごしました。

合流後しばらくしてN、K両先生の奥様は女子会ということで外食。我々男性陣は三人で部屋に残りビールとワインと美味しい手料理を沢山パクツキながらありとあらゆることに関して楽しい話を続けました。
だいたい私とN先生とは今日のアルコール入りの食事会の前に、三時間程かけてUJAの規約作りの基礎となる問題に関する討論を続けていましたので、この料理とお酒への突入は至福のひとときでした。疲れた喉と頭を癒してくれる美味しい料理と美味しい地ビールとワイン。

三人の互いに良く見知った人間同士のミーティングですから、面白い昔話や個人の過去の失敗談なんかを次々に話しては大笑い。いつもは真剣にサイエンスの話や仕事のことで話し込んでいる人間同士こういう時はハメを外してのバカ話の連続です。

こんな感じで話し込んでいるうちに3時間ほどで女子会からは奥様方が私のお邪魔していたN先生宅に帰宅してきて我々に合流。そこからは更に話が盛り上がって色々と話しが出てきたんですが、話が盛り上がって気づけばもう夜も十時になっていました。
話の腰を折るのは非常に惜しかったのですが、そこで御暇して家の前へでて別れを惜しみました。

その後は酔っ払った僕と御主人のN先生を載せた車はシラフのN先生の奥様の安全運転で一路我が家へ。道すがらもいろいろな話で盛り上がったのですが、これは本当に良い食事会でした。ボストンのUJAミーティングへ行く準備もこれでほぼ良い感じで仕上がりましたしね。

いやあ、それにしても料理もお酒も美味しかった~!美味しいトマト料理のレシピは私のリクエストに答えてくださった奥様にうちの嫁さんも作れるようにメールで送っていただきました。

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2013年10月12日土曜日

日本からの講演者

今日はJ-RAVに日本からの講演者がこられました。
これで外部からの講演者を迎えるのは確か三回目だったかな?N大学の消化器外科で肝再生と肝ガンの研究をされている若手のT先生による三部にわたるコンテンツの発表でした。

もともと所属されている大学の消化器外科が移植をそのメインテーマに据えておられる医局なのでそれ以外に「ガン研究」をテーマに取り入れられることは所謂「傍流」ということになるのでしょうが、ガンを医局の中で熱心に研究する人材が居なくなってほぼ10年という歳月が経過してしまったとのことでこれでは一種の「人材の断絶」と言うべき悲劇です。

そこで次世代を担ってくれるであろう人材がT先生となるわけなのですが、移植と再生に人材を割かれ人材が極端に少ない上に先達からの研究が切れているとなると、研究再生への道はそう一筋縄ではいかないだろうな、、、ということが今から予想されて少し気の毒な気もしますが、まずは意欲満々かつアイデア満載で、手の綺麗なT先生御自身が研究再生のコアとなって頑張られることでしょうから心配はしていません。

実際、発表の方は何れのコンテンツも興味深いものでした。やや、臨床的なことに偏っているきらいはありましたが、内容自体はいくらでも発展の効くいわゆる素性の良いものだと感じました。
そういう意味ではこれから急速にリカバーしていく事が期待されます。頑張れ~!!!

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2013年10月11日金曜日

やっぱり組織を作るのは難しいです

海外で活動する、もしくはこれから海外で活動をしようと考えている若手科学者の有機的な繋がりを支援するためにJSPS(学振)の支援を受けて昨年の10月19日に始まった会合から始まった有志の組織がUJAとして活動を始めて後一週間で一年です。

規約を作る作業を通じて組織を形作ることの難しさに改めて気づいたここ一ヶ月の私達リッチモンド・J-RAVグループの作業会ですが、最近はウェブ上で多くの人々の知恵が流れこむことによって更に文殊の知恵のように、バザールのように、と言った感じで改善、導入すべき点が見えてき始めました。

それにしても自分だけではこういった組織というものがどうなるものでもなく、ああでもないこうでもないと言いながら皆の意見を掻き集め、それをもとに再修正を入れ、それを皆に戻して叩き台を再度作るという作業を繰り返す。こういった地道な方法でしかコンセンサスをとりながらの修正は出来ません。だからといってこれがベストだということにはならないのでしょうが、それはそれで時間の経過とともに修正を入れたり加筆すればいいだけのこと。

どっかの国で「不磨の大典」などと旧社会党の間抜けに呼ばれる憲法ではありません。w

今度の11月2日にハーバードで開かれるJSPSの会合の後に我々UJAのミーティングが開かれますが、その時の準備書類の作成に向けてこの週末にはちょいと忙しいことになりそうな気配です、、、。

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