2012年10月11日木曜日

ノーベル化学賞には驚いた

ソファでうっかり寝てしまい、夜中にふと眼が覚めてPCでメールを開けると、NIHにいた頃からの大恩人である先生からノーベル化学賞の受賞者の名前が発表された旨のメールの通知。
名前を見ると何とレフコビッツとコビルカではないですか!これには正直驚きました。というのも、この受賞の対象コンテンツであるGPCR(通称Big-G)では94年の時点で既にあの偉大なるギルマンとロドベルの大先生たちが受賞されていましたので、もうこの世界での基本的発見に対する追加受賞は無いだろうと思っていた事が一つ。もう一つはこのレフコビッツというのは自分が以前在籍したラボのボスとガチでぶつかるコンペティターだったことです。
実際にコビルカなんかは私がNIHに居た頃(約十年ほど前)でしたが、実際にラボ主催のセミナーに講演に来て色々とレフコビッツラボの複雑な内情をこっそり話してくれたり、更にはある分子のシグナル伝達における実験では理屈を先に作って、逆にその理屈に合う細胞を徹底的にスクリーニングして論文を作ったというような「キワドイ」話のネタをプレゼンの後の個別トークの時に漏らしてくれたりしたという思い出のあった人だったからです。
NIHの大恩人の先生も一言言及されていたのですが、いや、間違いなく私の元ボスはかなり悔しがってるだろうなと思います。眠れなかったんじゃないかな昨夜は、、、。
暫くは触らぬ神に祟りなしで連絡は取らないようにしたいと思います。(笑)
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