2012年3月10日土曜日

あれからもう一年、、、そして東京大空襲から67年

月日が経つのは早い。
この歳になると、それはそれはもう昔とは比べ物にならない位、時間の経過が速く感じます。気づけば朝、気づけば夕方、そして気づけばもうこんな時間、これの繰り返しで、一週間、一月、半年、一年と時間が飛び去って行きます。
昨年のこの日、この3月11日には日本で東日本大震災が発生しました。ネットやテレビの画面から刻々と流されてくる信じられないような津波の映像や24時間流される感じで経過が伝えられつつも、一向に内部の被災状況が伝わってこない原子力発電所関連の報道と共に、二度とは戻ってこない今までの日本の姿が伝わって来ました。一瞬にして亡くなられた二万人もの人々。中には恐怖と絶望の中で、流され、押しつぶされ、目の前で最愛の人を失った数多くの人達が居ました。痛ましいなどという言葉では語れない悲劇は今後も語り伝えるのが我々の義務になりました。
放射性物質が拡散してく危機的状況を創りだした無能な宰相と政府の馬鹿。危機管理などという言葉とはおそらく最も遠い対極点に居た人間達が国家の中枢に居る時に限って起こるこの国難。阪神淡路大震災の社会党政権時の悪夢が再び繰り返されてしまったことを痛感しました。
あれから一年経って、未だに34万人の日本人が避難を続けているとか、、、一年経って未だに何十万単位とか本当に冗談のような数字ですが、現実にこれが悪夢のような事実なのですからおぞましい結果だとしか言い様がありません。家族を亡くされ、家財を無くされ、住む場を失った多くの方々を日本の中で「流浪の民」にでもしようとしているのでしょうか、この日本政府は。
結局、復興は「民」の自律的な動きが大きくものを言うのでしょう。数々の人の知恵と人の力が少しずつ少しずつ積みかさなり、時間をかけながら戻ってくるものはきっと戻って来るはずです。
もう一つ忘れてならないのは67年前の昨日起きた東京大空襲です。八万人以上の方が一夜にして亡くなったアメリカ軍による計画的な大虐殺でした。後にこの計画の指揮官カーチス・ルメイは日本から勲章を授けられています。理由は航空自衛隊の創設における貢献。馬鹿も休み休みに言えというのはこのことでしょうか。原爆の「二度と過ちは犯しません」の碑文といい、この国は戦争に負けて徹底的に洗脳された歴史がありますが、いくら捏造をしようと事実は時間をかけて戻ってきます。
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