2011年11月7日月曜日

プレゼン

明日は歯学部の学生相手に大学で行われている基礎科学研究のコンテンツに関する発表を行わなければならない日だ。
医学部やバイオのバックグラウンドの素養がより深いPhDを目指す学生ならば未だ話はしやすいのだが、正直言って歯学部の学生の大半は基礎医学研究などにはほぼ興味がないといって良い。正直な感想だが、実際に否定できないほどこの2つのグループの間の溝は深い。
職業柄、常に最先端の事を勉強しておかないと何れのグループも時代や医療に取り残されるのは共通なんですけど、歯学の学生は口腔内に限定した興味、とりわけ「歯」への専門性が高いため、自然に他の「細胞生物学」的な事象については相対的な興味の減退が起きてしまうのだろうと思う。
将来的には歯の再生治療を含めて、現在行われている歯学部での授業コンテンツはある時点から「劇的に」変わっていくのでしょうが、多くの歯科医達はまだまだその時代の到来は来ないと思っているのでしょう。新しい劇的な変化は拡がりだしたら多分とどまることを知らずに拡がるはずです。その時代になって今の高度なテクニックを伴った審美的治療がどういうふうに懐古されるのかSF小説を読むような興味が有ります。
ああ、それにしてもこのプレゼンより100倍大事なグラントの提出締め切りが後6日後、、、。あれやこれやと次々にグラントの締め切りが押し寄せて日程的に辛い。 

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